我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
千葉県議会は2月定例会の真っ只中です。
連日、一般質問が続いております。
請願や発議案等も会派でじっくり審議し、必要な場合には請願者に状況説明等をヒアリングしながら態度を決めています。
今定例会には「保育士の配置基準の引き上げを求める意見書」が提出されています。
私自身、保育行政に関しては、地元の方々はじめ多くの県民から様々なお声を聞いておりますし、保育士の皆様からも処遇改善の必要性等も含め、ヒアリングを随時行っているところです。
配置基準につきましては、千葉県では保育士配置改善事業を行っておりまして、これはどういう事業かと申しますと、保育所及び幼保連携型認定こども園に入所する児童の処遇向上を図るために公定価格の算定基準を上回って保育士(みなし保育士を含む)を配置した保育所等に対し、その雇用に伴う経費について助成するというものです。
公定価格上の基準を超えて保育士を配置した場合に一人分の経費を助成します。そして、1歳児に対する配置を改善(6人に対して1人の保育士➡5人に対して1人の保育士)して配置した場合はさらに1人分の経費を補助するという事業です。
昨年9月に静岡県内の認定こども園の送迎バスに『置き去り』にされた3歳女児が熱中症で亡くなるという大変痛ましい事件が発生したことは決して忘れてはなりません。
その子の苦しみを思うと胸が締め付けられます。
千葉県では保育の質の充実に向けた取り組みを推進することとしており、令和5年度予算では保育の量の拡充に加えて質の確保も実施していきます。
とりわけ、安全対策としては継続して送迎用バスの安全装置、登園管理システム等の導入補助、巡回支援指導事業の実施、指導監査の実施等が予算に計上されています。
千葉県の保育施設においても死亡事故はありませんが、骨折などの事故は報告されています。
●令和元年 28件
●令和2年 36件
●令和3年 41件
私の甥と姪も双子の多胎児で、共働きの姉夫婦は保育園に預けて、熱があると双子だからということで二人とも帰らせないといけないなど、私や両親含め多くの大人が面倒を見て、双子は大きくなりました。
子どもの安全のためには、保育士を確保しなくてはなりません。そして保育士の確保・定着のためには保育士の処遇改善・環境整備をしなくてはなりません。
保育士は日本の将来を担う子どもたちの成長を支える大切なお仕事です。勤務時間など含め、多面的な労働環境を改善していくことが重要です。
なによりも子どもたちが安全に、安心して過ごせる場所を確保するためには、自分の立場でできることを行っていきたいと思います。