こんばんは、我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
本日のブログでは代表質問で取り上げた「生理用品の無償提供事業」についてお伝えしていきます。
経済的な理由で生理用品を購入できない「生理の貧困」という言葉が社会課題として広がりをみせている中、千葉県教育委員会では、令和4年1月から、全ての県立学校において非対面による生理用品の無償提供を実施しています。
私も千葉県立我孫子高校の状況を視察し、養護教諭や生徒たちと意見交換させていただきまして、その有意性を理解したところです。
※千葉県立我孫子高校視察
一方で、私は初潮の低年齢化にも着目しています。
我が国では実に7人に1人の子どもが貧困状態であることから、小学生や中学生への支援こそが重要であると思います。
千葉県内でも木更津市など既に小中学校で実施している自治体もあります。
初潮から数年間は生理周期が乱れがちで、突然、生理になってしまったり、洋服を汚してしまったり、貧血が起きるなど、生理によって子どもたちは心身共に不安定となります。
自分から言い出しにくい、自分で生理用品を購入することが難しい小中学生にこそ、この取り組みを広げていくべきだと思います。
水野質問:
県立学校における生理用品の無償提供の実施状況はどうか。
また、今後、市町村立学校での取組が広がっていくことが必要と考えるがどうか。
教育長答弁:
○生理用品の無償提供は令和4年1月から全県立学校で開始し、提供個数は増加している。
○県教育委員会としては、生理用品の提供は、必要としている生徒への支援となるだけでなく、学校が生徒理解を深めるきっかけとなることも期待できると考えている。
○今後は、市町村の取組促進につながるよう、ホームページ等により情報提供していく。
水野再質問:
県内でも小中学校に生理用品無償提供を実施していない自治体もありますので、是非とも実施していない自治体への周知をお願いいたします。
また小中学校では生理であることを知られたくないという思いから、非対面でもなかなか手を出しにくいこともあります。
夏休みなど長期の休みの際に子どもたちが出入りをしたり、学びの場として提供しているような公共施設にも生理用品の無償提供を是非前向きに検討していただきたいです。
すでに実施している市町村の公共施設もあり(※我孫子市ではアビスタで実施していますが、県と市の複合施設の「けやきプラザ」ではしていません)、児童生徒に限らず、体調がいつも同じではない女性にとって、公共施設に生理用品の準備があることは安心感にも繋がります。
県立学校以外の県の公共施設でも生理用品の無償提供を行うべきと考えるがどうか。
総合企画部長:
○公共施設での生理用品の無償提供については、他の自治体の事例を、県の各施設管理者に情報共有している。
今後、施設の状況に応じて適切に対応できるよう、必要な調整に努めていく。
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ということで、必要な調整をしていく、という前向きな答弁をいただきました。
この質問は男女共同参画、総務部、健康福祉部をはじめ多くの部署と協議を行い、ここまでたどり着きました。
今回の生理用品の無償提供については、地元我孫子市の保護者の皆様や施設で働く方々をはじめ、我孫子市の職員など、実に多くの皆様からヒアリングを行いました。
こうして皆様の声を反映し、粘り強く、その必要性などを訴えていくことで、あまねく県民の安心感や暮らしやすさを担保していくことが私たちの役割です。
今週は連日、我が会派の代表質問の主な質疑・答弁要旨をお伝えしていきます。