「千葉新政策議員団」代表質問〜ヘルメット着用促進に向け大幅前進~

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

本日、我が会派「千葉新政策議員団」の代表質問が行われました。登壇され、今回の代表質問を中心に取りまとめてくださった石川りょう議員(船橋市選出)、大変お疲れ様でございました。

 

今回の代表質問では合計31問、6問の再質問となりました。

 

今回は万博や農業問題、防災施設等など会派で行なった視察内容をしっかりと質問に盛り込みました。

私は特定外来生物全般の対策並びに児童福祉(里親推進)および千葉県における公立小・中・高生の自殺予防、千葉県西部防災センターのリニューアルについて担当しました。随時、ブログ等で質問内容と県の答弁をお伝えしていきます。

 

また、会派として継続して取り組んでいるヘルメット着用率の促進については、6月定例会における私の代表質問にて要望した内容について、大きく前進した回答を得ることができました。

 

東京都などについては自転車通学の場合はヘルメット着用を条件にしているにも関わらず、千葉県立高校ではヘルメットを義務化しているのはわずか2校しかないという答弁であったことから、早急に全県的に拡大するよう要しました。

 

 

 

そこで、今回、千葉県教育委員会は、自転車通学許可の際にヘルメットの着用を条件とするように8月に学校に通知し、全ての県立高校生に対して「自転車通学の際は、必ずヘルメットの着用を求める」との方針を直接伝える、という明確な答弁が出ました。

 

私が質問した6月時点での千葉県におけるヘルメット着用率は6.5%と全国ワースト2位でしたが、最新値では7.9%とワースト4位となりました。

上昇したものの、全国平均は21.2%(4.2ポイント上昇)であり、まだまだ取り組む必要があります。ちなみに最もヘルメット着用率が高いのは愛媛県で70.3%です。

 

なぜ我が会派がこれほどまでにヘルメット着用を議会で取り上げるかというと、この表で一目瞭然ですが、自転車乗用中の事故では高校生の死傷者が突出しています。

さらに、亡くなられた方の約6割が頭部に致命傷を負っているのです。

 

 

千葉県教育委員会が学校に通知を発出し、県教委として「必ずヘルメット着用」とした方針を決定したことは非常に大きな一歩です。そして、今後、ヘルメット購入が増えることが予想されます。

千葉県では自転車用ヘルメット購入補助事業を実施し、市町村が実施する自転車用乗用ヘルメットの購入補助事業に要する経費を補助していますが、いつ購入しても補助を受けられるようにするなど、市町村が活用しやすい補助制度としていただくことも要望しました

 

交通安全対策で言えば、来年4月1日から改正道路交通法が施行され、自転車に交通反則通告制度(いわゆる青切符制度)が導入されることになっていることに対し、導入後における取締方針についても回答をもらいましたので、こちらについても随時、報告をしていきます。