県民・市民のご意見は大変重要

こんばんは、千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

議長からの通達により、我々県議も基本的にはテレワーク(リモートワーク)です。大量の事務作業を在宅でこなし、深夜にまで及ぶこともあります。


緊急事態宣言が出るまでの特に一週間程度、茂原から東葛全域から船橋から千葉市から、、、ありとあらゆる地域の県民からおそらく100件を越える問い合わせ、ご意見、ご質問に対応していました。
その中で我孫子市民の方々は約7割程度だと思います。


県議という立場上、できることとできないことがあり、とてももどかしい気持ちになりました。自分自身もとても悩みました。
そもそも議員には、県議にしろ市議にしろ執行権がありません
議会が持っているのは知事や市長等の首長が議会に上程した議案について賛否を決める議決権。要は我々議会は行政のチェック機能の役割を果たしています。もちろん議会のときのみならず、通年で行政に政策提案したり、要望したり、かけあったりします。


行政をチェックをするためにも、政策を提案するためにも、県民からさまざまなご意見をいただきながら議会で質疑を行います。

私の場合は、自分の政策や信念に基づき、積極的に現場に足を運び、皆様と情報・意見交換の中で得た内容を整理し(できないこと、県民のためにならないこと等にはお断りをします)、会派内で協議し、議会で質疑を行います。

予算案を議会に提出する、そして執行するのは知事や市長。


トップは大きな権限を持っているからこそ、首長選挙は本当に大事なんだ、ということを訴えてきました。特に緊急時のときにその手腕が発揮されます。

我孫子市には県が所管するものが多くあります。手賀沼やけやきプラザ、県道や国道356号の維持管理、特別支援学校含む県立学校・・・。
我孫子市のみならず、千葉県の予算や政策、県内全域の児童相談所や県立病院、博物館等、細かく言えばスクールソーシャルワーカーや信号機の設置などなど県が所管する県全域の事案に対して千葉県に働きかけたり、議会で提案したり、おかしいことにはおかしいとハッキリ言うことが主な私の仕事です。

一方で、今回のお問い合わせは市の案件が非常に多かったことが自分の中で大変でした。
私も政治家になる前はこんなにも我孫子市内で管轄が分かれていることを知りませんでしたから、市民の皆さま方が私に連絡をするのは当たり前だと思っていますし、できる限りの答えを持ってお一人お一人に丁寧に正確にお伝えしています。

国のことを決めるのに政府があり、国会議員がいる、県のことを決めるのに知事と県議会がある、市のことを決めるのに市長と市議会があります。役割分担の中、県議という立場ではなかなか動けないこともありました。

そういったケースでも、市議にご相談したり、我孫子市にも我孫子市民のご意見を集約してお話をしたり、たとえ自分の仕事対象とは外れてしまっても最善を尽くしています。

電話をはじめ、24時間問い合わせが続き、当初我孫子市が市立小中学校で新学期再開の判断をしていた時は、
「県の管轄を越えて市のことをやれ!」
と、罵倒されたり、

「子どもがいないからわからないんだ」

などと辛辣な言葉をかけられたりもしました。

婦人科系の病気を持つ私にとって精神的に落ち込みました。

ファックスもこの間、壊れるほどの行政等とのやり取り。
お相手が名乗らなくても、それは政治家の宿命なんだろうと受け入れています。

例えば、選挙で皆さんが選んだ市長よりも、ものすごーく権力を持つ県議がいて、その県議が市長や市議に言ったら市の方針も一転して変わってしまう、というような県議を皆さんは求めているのだろうか?


それは私は絶対にあってはならないことだろうと思っています。
 

その地区の国会議員や県議会議員が市に口出しをして、市民の思うこととは異なることや一部の利益誘導のようなことを行うことがあってはならないというのが私の考えです。

 

それでは市長や市議24名をたくさんの税金をかけて選んでいる意味がありません。


それだけではなく、国のことについてもガンガン連絡が来ました。
それを受けて私が地元の千葉8区の衆議院議員に言うことが求められているのか、と言えばきっと違うんだろうと思います。

 

とにかく、

日本の縦割りの政治仕組みがわかりにくい!

政治や選挙の仕組みに関して日本の教育で充実していない!

に尽きるのだろうと思います。

 

私も市議のときに国道356号の要望を受けてレクを受けたら、

「県管轄だから」、手賀沼のことも「県管轄だから」・・・「県」「県」「国」「国」のオンパレードでした(~_~;)

それでも、「我孫子」のことならまずは水野さんに言おう、という方々が多いことに対して、とても誇りに思います。

批判を恐れず、発信を続けているからこそ、ツライ言葉も言われますが、事実や情報を提供することによって県民・市民の意見を直接聞けるということは非常に重要なのです。


残念なのが、私が県議会で市所管の案件を発言したとしても県から「それは市町村の運営次第です」と言われるでしょうし(まだ1期目の県議でこうしたやり取りをしている場面を何度かみました。

※市議会で消費税のことなどを質疑しても国会で議論されること、と行政から返答がくるのと一緒です。)

私が皆様からいただいた大量のご意見やお問合せに対し、我孫子市選出の県議会議員として市の施策や判断に対してできることは、皆さんの声を吸い上げて精査し、我孫子市や市議に情報提供したり、相談したりすること。


しかし、県で市町村に対してできることがある場合、県の判断によって市町村が良い方向に変えられることができる場合は、財政支援を含め実行できるように千葉県に働きかけることで、市町村をバックアップできます。その部分は大いに頑張っています。

 

千葉県というのは日本の縮図ともいわれており、都市部と郡部では人口含め、大きな偏りがあり、市町村によって人口、財政規模、学校数(児童生徒数)、課題などは地域事情が本当に全くと言っていいほど異なります。

だからこそ地域の実情に合わせて保育園や市立小中学校含め、それらの運営はやはり市町村の判断となり、国や県の指示などを待たずして行えることは市長手腕で市議会とガンガン議論しながらやっていくことが健全なんだろうと思います。

 

県は全体を見渡した上で、湖沼や森林、県道、保健所、児童相談所、県立学校、県立施設すべて、警察、農林水産業・・・・本当に大きな仕事を抱えており、これらが私の仕事対象となりますが、県議会で質疑できない国や市の案件についても、ご意見等をいただくことで、国や市と情報・意見交換をし、連携しながら動くことができる場合も多々あるので、大変有意義であることには間違いありません。

 

そんな仕事ぶりを見ていた母がマスクを作ってくれましたニコニコ

 

 

和風な感じがお気に入りです(※中にフェルトをいれています)。

 

そして、この間、対応させていただいた市民・県民の方々から様々な温かいメッセージやプレゼントをいただきました。

「ありがとう」「本当はゆうきちゃんにお願いすることではないのだけれど、、、」そんな気遣いが嬉しかったです。

こんな時だからこそ労いのお言葉をかけてくださった方に支えられました。

 

テレワークがメインとなった私に、地元の大好きな茗溪学園の先輩からバランスボールをいただきました!

 

 

説明書に沿ってこのように休憩時間や就寝前に使っています。

デスクワーク中心となった私の腰や肩に効く!

こんな風に身体を動かしたり、ストレッチしたり、散歩をすることも大切です。

散歩はOKですからアップ

 

庭に出たら花粉症が酷い私はくしゃみが止まらなくなり、家でもマスク対応・・・えーん

 

今は#stayhomeで自分も家族も友達も職場仲間も、大切な人を守る行動をしましょう!