大学で講義「コロナ禍の政治とメディア」/ワクチン接種体制整備班の設置/鳥インフルエンザについて

こんにちは、我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

年末年始もコロナ対策等で忙殺されておりましたが、今週から2月議会の議案説明、予算委員会勉強会、大学での講義と更に忙しさが増します。

水野ゆうき公式ホームページも更新もしておりますので、ご一読いただければ幸いです。

https://mizunoyuuki.com/news/reports/3972

 

本日は朝イチから東洋大学でオンライン講義を行いました。

例年であれば「政治とメディア」ですが、今回は「コロナ禍における政治とメディア」と題し、新型コロナウィルス感染症対策において政府、都道府県、市町村の役割について詳細に授業を行いました。

 

 

教室は定員50%以下で教壇から学生の机までは何列も空け、半分の生徒はオンラインという形で行っており、東洋大学は感染防止対策が進んでいる大学のひとつです。

 

保健所とは?何故独自で保健所を持っている市があるの?

緊急事態宣言に伴う要請等や協力金、学校の休校など一体誰がどうやって決めるの?という部分でそれぞれ細かく縦割りになっていて、とても複雑な仕組みについて説明しました。

 

オンラインアンケートで政府のコロナ対策について、批判的な意見が大半を占めていました。緊急事態宣言のタイミング、内容、GOTOをしていたのに自粛要請、国会議員が要請しているにも関わらず自分たちは会食をしていること、医師会や専門家の意見をもっと聞くべきである、など非常に具体的なアンケート結果が出てきたことから、コロナ対策に関する意識の高さがうかがえました。

 

その中で、メディアの内容が正しいのか間違っているのかがわからない、という声もありました。

 

私が自身の経験も踏まえて皆さんにお伝えしたいのはメディアの情報をうのみにするのではなく「自分の頭で考えること」、コロナひとつとってみても、考え方や価値観は千差万別であり、SNSが発達している今、自分と考えや意見が異なるからと批判や非難をするのではなく、一旦耳を傾けること、わからないことがあればわかる人に率直に聞いてみよう、ということです。

 

こういった時代だからこそ、様々な価値観を知ることができる機会でもあると思います。来年度も学生の皆さんとあらゆる新しい手法でコミュニケーションを取れることを楽しみにしています。

 

さて、千葉県に話を戻します。

本日16時から1都3県の知事が菅首相と意見交換し、緊急事態宣言の内容等に対して要望を行いました。

また、新型コロナウイルスワクチンについては、国において接種に向け医薬品としての承認や接種順位の設定などの準備を進めているところで、千葉県においても、ワクチンの流通調整や優先接種体制の整備等を進めるため、新型コロナウイルス感染症対策本部にワクチン接種体制整備班を設置しました。

 

≪ワクチン接種体制整備班の業務≫

〇市町村が事務を円滑に進められるよう、国との連絡調整や市町村が広域で接種する際の接種スケジュールの調整等
〇優先的な接種の対象となる医療従事者等の接種体制の整備
〇ワクチン等の流通の調整に当たり、関係者と円滑に協議・連携できる体制の構築
〇市町村で対応が困難な専門的な相談等を受け付ける体制の確保

 

別件で、千葉県では1月11日に県内の養鶏場で、今年度2例目の高病原性鳥インフルエンザが発生いたしました。
現在、1例目の埋却処分等を進めているところですが、本事例においても、速やかに防疫措置を行う必要があるため、それに要する費用については、補正予算を編成し、20億円専決処分しました。

千葉県では養鶏場のニワトリ114万羽あまりの殺処分を開始し、自衛隊に災害派遣を要請し、養鶏場の半径3キロ以内はニワトリや卵の移動を禁止(「移動制限区域」)し、養鶏場の半径10キロ以内はニワトリや卵の搬出を禁止(「搬出制限区域」)しました。

 

千葉県は台風から新型コロナウィルス感染症、鳥インフルエンザと厳しい状況が続いておりますが、的確な政策を打ち、先手先手で対応をしていくこと、事前準備をしておくことなどを自然災害等で千葉県は学んでいるはずです。

県として可能な限りできることを実践し、我々県議会議員も行政に対して提言したり、不足な部分があれば助言をしたり指摘していくことで、県民の命を守ることを第一に邁進していきたいと思います。