【6月定例千葉県議会閉会】八街市の事故を受け追加補正予算/議案等の賛否/正副議長選挙

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

本日、7月13日に6月定例千葉県議会が閉会となりました。

明日の千葉日報の「定例千葉県議会報告特集」にて議員の質疑項目が特集されますので、ご覧ください。

 

本日は朝から

代表者会議⇒行政側より追加議案説明⇒議会運営委員会⇒議会史編纂委員会⇒議会図書室運営委員会⇒本会議(知事より追加議案上程・常任委員会付託)⇒常任委員会⇒議会運営委員会⇒本会議(総括審議・討論・採決・監査委員選出等)⇒常任委員会⇒議会運営委員会⇒本会議再開(かずさ水道広域連合企業団議員補欠選挙、各種審議会委員補欠選出)⇒正副議長選挙⇒議会運営委員会

というなかなかハードスケジュールでした。

 

八街市で発生した飲酒運転による児童5人の死傷事故を受け、自民党、公明党、立憲、千翔会(水野)のそれぞれの会派から熊谷知事に対して要望書を提出しており、本日の閉会日に熊谷知事から以下、追加提案があり、可決されました。

 

●飲酒運転根絶に向けた緊急啓発事業(15,000千円)

⇒ラジオCM、インターネットを活用した広報啓発、チラシ・ポスター等の啓発資料作成・配布

●通学路等における取締り強化(82,000千円)

⇒可搬式オービス購入、呼気中アルコール測定器購入

●子どもたちの心のケア等を行う体制強化

⇒スクールカウンセラーの追加配置

 

現在、千葉県が実施している対策は以下の通りです。

●通学路緊急一斉点検

●市町村立小中学校における交通安全対策の強化や交通ルール等の遵守の徹底依頼

●各学校における交通安全教室の実施

●地域や保護者等による通学路児童生徒の見守り活動の推進依頼

●自動車を業務で使用する事業者等への再発防止対策の実施依頼

●通学・下校時間帯における広報車による広報活動

●通学・下校時間帯における見守り活動の強化

●交通機動隊の集中投入による街頭監視活動の強化

 

千葉県は今後、通学路の緊急一斉点検の結果を踏まえた歩道・横断歩道・ガードレールの整備などの安全確保対策を全庁で行っていくとともに、教員等を対象とした研修会を通じた交通安全教育指導を徹底していく、という説明がありました。

 

要望に対し、知事が早急に対策を講じて、議会中に予算確保(財政調整基金より)し、対応にあたっております。

 

千葉県議会としても議会の意思を表明するために

「飲酒運転根絶と交通事故防止に関する決議」が提出され、全会一致で議決されました。

 

また、今議会では正副議長選、議会運営委員会、常任委員会等の正副委員長互選が行われました。

千葉県議会は単独過半数を自民党会派が所有しているために、すべて自民党が議会の役職を得ております。

 

議長には信田光保議員(自民党/銚子市・香取郡東庄町選出)、副議長には江野澤吉克議員(自民党/袖ケ浦市選出)が選挙にて選ばれました。

 

6月定例千葉県議会に上程されました議案はすべて可決いたしました。

 

発議案につきましては、以下、賛成多数で可決となりました。

●義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書

●国における令和4年度教育予算拡充に関する意見書

 

一方で、我々無所属会派「千翔会」が賛成しましたが、否決となった発議案は以下の通りです。

●財務省による公文書改ざんの全容解明を求める意見書

●選択的夫婦別姓制度の導入を求める意見書

●東京電力福島第一原子力発電所にいけるALPS処理水の海洋放出決定について十分な説明と慎重な対応を求める意見書

 

請願に関しましては、以下紹介議員及び賛成という立場をとりましたが、残念ながら否決されました。

●香取おみがわ医療センター附属看護専門学校の存続のための財政支援を求めることについて(紹介議員:香取市議会議員より依頼)

●重度障害者医療費助成の改善とくらしの場の拡充を求めることについて(紹介議員)

●子どもの医療費助成制度の拡充を求めることについて

●コロナ禍のもとで、児童・生徒(学生)の学習権が守られるために、生理用品の配布と相談環境の整備を求めることについて

 

以上が私たち無所属会派「千翔会」の賛否となります。

 

 

熊谷知事にとりまして、初の定例千葉県議会が閉会となりましたが、すでに9月定例千葉県議会に向けて準備を始めなくてはならないので、引き続き気を引き締めて取り組んでまいります。