我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。
12月定例千葉県議会が開会となりました。
衆院選出馬のため3名が辞職しており、今議会は定数95名中90名からのスタートです。
今議会に熊谷知事から提案された案件は補正予算案、各種条例案及びその他附帯議案の35議案の他、報告1件です。
今回の補正予算は人事委員会勧告に基づく給与改定を行うため人件費を増額するもので、一般会計の補正予算の規模は180億7千万円です。
『全国豊かな海づくり大会』が平成4年以来、35年ぶりに令和9年に千葉県で開催されることが正式決定しました。
本年6月定例千葉県議会の主要4会派(自民、立憲、公明、千政団)の代表質問にて大会招致に向けた取り組み等を質疑を行ったところであり、我が会派としても環境問題を中心に質疑を行いました。
6月定例千葉県議会 『千葉新政策議員団』代表質問
【水野質問】本県では、四季折々の水産物が水揚げされておりますが、近年、漁場環境の変化が生産に大きな影響を与えているという報道も耳にいたします。
例えば本県の内房海域では、海藻類で形成される藻場が広範囲に消失する磯焼けが起きており、外房海域の一部でも局所的な藻場の消失が確認されていると聞いています。藻場はアワビやイセエビにとって大切な漁場であり、磯焼けが進むことは水産資源に多大な影響を与えます。また、近年は海藻などに吸収される二酸化炭素はブルーカーボンと呼ばれ、新たな地球温暖化対策として注目されているところです。
海づくり大会の目的には、漁場環境保全の大切さを広く訴えることも掲げられており、本県水産業を守るためにも、漁場環境の保全への取組が重要であると考えます。
全国豊かな海づくり大会の目的でもある漁場環境の保全にどのように取り組んでいくのでしょうか。
【熊谷知事答弁】全国豊かな海づくり大会の目的でもある漁場環境の保全についての御質問ですが、近年の海水温の上昇や黒潮大蛇行の長期化などにより漁場環境が変化をしており、県内の漁業者からは、アワビやイセエビが生息する藻場の回復、保全やアサリなどが生息する干潟の改善などが求められています。そこで、県では漁業者等が行う磯焼けの一因であるブダイ等の食害魚の駆除や、アサリの増産に向けた漁場の耕うんや覆砂などの取組を支援しております。
また、ブルーカーボンを活用した漁場環境の改善については、民間企業などと連携をし、コアマモ群落を管理しながら、アサリの稚貝を増殖することなどに取り組んでいます。
全国豊かな海づくり大会の招致も契機にしながら、より多くの県民が漁場環境保全の大切さを理解し、地域ぐるみでの保全活動が一層充実されるよう取組を進めてまいります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
本日、本会議における知事のあいさつでもありましたが、水産業をめぐる状況が厳しくなってきている中、海づくり大会の開催は千葉県の豊かな自然や水産物の魅力を発信する絶好の機会です。
本年、大分県で開催されました「第43回全国豊かな海づくり大会」では天皇皇后両陛下が式典にご臨席になりました。
是非、県民の皆様にご注目いただきたいと思います。
さて、議会中の忙しさは半端ではありません。
我々の会派は名称の通りとにかく「政策集団」であり、徹底的に調査・研究し、納得がいくまで行政と協議を行います。
次から次へとあらゆる担当課との協議や勉強会の結果、改善の必要性や新しい提案、指摘については議会という場へと移し、徹底議論を行います。
今議会も全力で取り組みます。