こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
本日は質問準備に加えて文化庁、文科省(入試問題)のレクチャーなど盛りだくさんだったのですが、前者の方を簡潔にご報告いたします。
映画「宮本から君へ」の助成取り消し(内定から交付に至らなかった)につき、文化庁から要求資料が出ました。が、決定に至った会議は要旨しか示されておらず、不透明。またこの意思決定には第三者・有識者が入ってないとのことで、大きな懸念が残ります。資料全文はこちらに。https://t.co/YBF3UjFirD pic.twitter.com/Hz8jmor7da
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) October 30, 2019
文化庁からいただいた資料は、上記のGoogle Driveの中に誰でもアクセス可能な形で格納しております。
参考過去記事:
映画「宮本から君へ」助成金の不交付問題、まず決定プロセスの会議録を公開すべし
https://otokitashun.com/blog/daily/21869/結果は懸念していた通り、「議事要旨」しか出てきませんでしたし、当日のやり取りとしてもこれがほぼすべてだという回答でした。
そしてさらに大きな問題点としては、この助成金内定→不交付決定までのプロセスに、第三者の視点・意見が一切入っていないことです。
助成金の決定の際には第三者・有識者の審査が入っているのに、その取消については内部の関係者だけで行えてしまう。
取り消し決定の主体は独立行政法人とはいえ、これで「中立的な判断をしている」とするのは困難ではないでしょうか。
あいちトリエンナーレや今回の映画に続き、今後も助成金の不交付決定が続くようであれば、この第三者の視点・意見が必要とされない不交付決定プロセスはますます大きな問題になることは間違いありません。
そもそも一度決めた助成金を事後的に取り消すこと自体がまったく望ましくありませんが、最低限の中立的で透明性の高いプロセスを早急に確立するべきです。
本件についても直近の質疑が終わり次第、また次なる対応に着手していきたいと思います。
それでは、また明日。