こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
本日の参議院予算委員会では、松沢成文&梅村みずほ議員がコンビで登壇しました。
総務省の規制改革や原発処理水問題など、2人とも舌鋒鋭く政策提案を行い、中でも注目を集めたのがこの話題。
梅村みずほ議員は武士の情けで予算委の場では名指しはしませんでしたが、先日、質問通告をした・受け取っていないと質問委員と政府側が揉めた際、立憲民主党会派の小西ひろゆき議員がその後輩議員に
「嘘でもいいから!(質問通告を口頭でしたと言え!)」
と唆した場面が動画で捉えられ、本件は私もブイログ動画で苦言を呈していました。
「お天道さまと子供に見せて恥ずかしくない自分でありたい。これは私自身も野党側も心しなければならない」
「悲しくなった。染まっていない議員をそのように染めないでほしい」という梅村みずほ議員の指摘は、至極まっとうなものですし、言い方も丁寧で誠意がこもったものだと思います。
これに対して野党サイドからは一斉にヤジが上がってたわけですが、その中には
「あれはディープフェイク(で加工されたもの)なんだよ!」
という驚きの内容まで。参議院公式HPに掲載されている動画が、ディープフェイクで加工されているというなら驚きです。
※ディープフェイク
人工画像と音声の合成技術により、本人が喋っていないことを喋ったかのように見せる動画を作り出すこと嘘に嘘を塗り固め、まさに恥の上塗り。
捏造だというならば議事を止めて発言の取り消しを求めなければならない場面ですが、そうしない・できないあたり、さすがに図星をつかれたという自覚があるのだと思います。
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本件を私や梅村みずほ議員が厳しく取り上げているのは、国会という民主主義の聖堂を汚す行為であるのはもちろんのこと、「質問通告をした」という嘘によって担当官僚の人生が狂いかねないからです。
確かに口頭で質問通告をする・追加する場合もあるので、いわゆる「質問取り」に来る官僚の皆さまは気を尖らせてメモを取っています。
それを議員側が「したはずなのに、取りに来たあいつらが聞いてなかったんだ」と責めようものなら、録音でもない限りその担当者の責任問題になりかねません。
「議員のほうが嘘をついた」
なんてことを官僚側が言い出せるはずもなく、ゆえに「強い」立場にある政治家・議員には高い良識が求められるわけです。
小西ひろゆき議員は論客であり、その高い調査能力には一目を置くところもあります。
だからこそ、不適切な発言・態度を取った本件については誠意ある対応をしていただくことを臨むばかりです。
あとディープフェイクはありえないと思います!!(キッパリ)
我々は週刊誌に追随したスキャンダル追及ではなく、コロナ対応など本質的かつ建設的な議論を明日以降も展開してまいります。
それでは、また明日。