こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
本日は財政金融委員会・理事懇談会で登院していたのですが、目を疑うようなニュースが飛び込んできました。
Tweetしたら、東スポさんが記事にしてくれたようです。
【東京五輪】宮内庁長官の「陛下が懸念と拝察」発言が大波紋! 音喜多駿氏「あまりにも軽率」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e205a876cf564d20ad7574a2b74bb1053e4b2d2「私が肌感覚として受け止めているということ」「直接そういうお言葉を聞いたことはない」
としながら、
「(オリパラ東京大会の)開催が感染拡大につながらないか、ご懸念されていると拝察している」
と明言したわけです。陛下の政治利用とも取られかねない、極めて問題の大きい政治的発言です。
案の定、すでにオリパラ開催にネガティブな志向を持つ多くの人々が
「宮内庁長官という立場の人間が、何の意図もなくこんな発言をするはずがない」
「これこそが陛下の意志なのだ。陛下は宮内庁長官を通じて意志を表明された。尊重するべきだ!」と憶測に憶測を重ねて議論が紛糾しており、その政治的な影響は計り知れません。
■
しかも、明日25日からはオリパラ東京大会が争点の一つとなる都議会議員選挙がスタートです。
「オリパラ中止」を主張する一部の政党や、その支持者から何らかの形で今回の発現が利用されることは残念ながら間違いないでしょう。
宮内庁長官にどんな意図があったのかは存じませんが、完全に陛下を政治的な係争に引きずり込んだわけで、その責任は極めて重大ではないでしょうか。
オリパラ開催の是非はさておくとして、今回の宮内庁長官の発言はいち国民としても政治家としても極めて遺憾です。
このような事態が二度とないよう、宮内庁長官の意図はしかるべき場でしっかりと確認し、再発防止に努めていただきたいと切に願うものです。
それでは、また明日。