華々しい総裁選の裏で…隠蔽体質の政府与党・自民党の闇はまったく変わっていない

こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

次期総理を決める自民党総裁選も、残すところあと一週間となりました。

経済政策や外交安全保障に留まらず、エネルギーや年金改革など多岐に渡り、政策論争が白熱するのはとても前向きなことだと思います。

ただそうした華々しい表舞台の裏で、政府与党・自民党の隠蔽体質はまったく変わっていないのだという点は、改めて確認しておかなければなりません。

いや、容疑をかけられている本人たちが主張していることを、そのまま右から左に発表して「買収には使われていなかった」って…(絶句)。

当然のことながら、こんなお手盛りの調査(ですらないもの)で有権者の疑惑が払拭されるはずがなく、第三者委員会を設置して中立な立場の弁護士に調査をしてもらうなど、本気であればいくらでもやり方があるはずです。

そして自民党が自民党なら、それが構成する政府も政府です。

平井大臣の「恫喝音声」が流出・報道された直後、デジタル庁がオンラインで行われていた会議の録音データを廃棄していたことが明らかになりました。

こんなものさらなる不祥事を隠すための隠蔽でしかなく、物理的なスペースを要しない音声データを焦って捨てる大義など一つもないはずです。

デジタル庁が発足して長年が経過し、溜まっているデータが膨大になったから整理したとか、そういう合理的な理由も現時点ではまったく見当たりません。

モリカケ桜の問題で公文書の改ざん・廃棄などが散々問題になってから、我々もこの隠蔽体質の改善を再三再四に渡って求め、公文書はデジタルデータ化して半永久的に保存・ブロックチェーン技術で改ざん防止をするべきだと主張・提案してきました。

その旗振り役としてもっとも期待される、過去のしがらみが少ないデジタル庁が出だしからこんな隠蔽を行っているようでは、自民党・政府与党の隠蔽体質は何一つ変わっていないのだと厳しく糾弾せざるをえません。

結局、トップの首を変えたところでこうした組織体質が変わる可能性は極めて低く、政権交代のプレッシャーによる「外圧」をかけなければならないのだという想いを強くするばかりです。

今回、我が党は「維新八策2021」の中で、この公文書管理・情報公開についてはひときわ力を入れて具体的な政策案を盛り込みました(後述)

こうした点をしっかりと訴求し、衆院選でふるい政治の隠蔽体質をぶち破るべく努力をして参ります。

それでは、また明日。

維新八策2021
https://o-ishin.jp/news/2021/08/25/11008.html

37. 独立した権限を持つ「公文書院」を新たに設置し、公文書管理が各省庁に任されている杜撰な現状を改め、公正中立な機関と文書管理の専門家が適切に管理する仕組みを構築します。将来的には、公文書院の憲法機関化も検討します。

38. 公文書の管理・保存については総デジタル化を原則とし、ブロックチェーン技術等の導入により徹底した書き換え・改ざん防止の仕組みを構築します。

39. 行政内部のあらゆる会議について議事録作成を義務付けるとともに、公文書の廃棄禁止を法令で定め、厳正な記録の作成と永久保存を図ります。

40. 公文書・議事録の公開につき、安全保障上の懸念や外部有識者への配慮の必要性がある場合は公表する時期を一定期間後にするなどの対策を講じつつ、原則としてすべて迅速な公開が行えるよう抜本的にルールを見直します。

41. 閣僚・官僚のメールやメッセージアプリなどについて、公文書として扱うことを検討するなど、政策意思決定について合意が形成された証拠となる文書だけでなく、合意に至った経緯・過程を公文書として残す仕組みづくりを実践します。

42. 国民の関心が高く、重要な政策決定にかかわる会議については、ネット中継でフルオープンにするなど情報公開を徹底する取り組みを導入します。

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おときた駿
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