知事選の相手候補者を応援する共産党系団体の県政批判ビラに記された不正確なデータに唖然!!

2023年7月4日:パート2 22時30分。熱い紅茶を飲みながら、本日2本目のブログに取りかかった。 過去のブログで、次のような意味のことを綴った。 「4年前の知事選では、他の候補者の動きには、全く注意を払っていなかった。その人物の政策も見たことがないし、そもそも関心が無かった。自分の支持者の人たちが相手の名前も知らないのに、わざわざ取り上げること自体に、何のメリットもないと考えていた」と。 「しかしながら、今回は亡父を見習って、他の候補者に関しても情報を集め、選挙に突入する。『敵を知り己を知れば百戦危うからず』という言葉もある!」とも。 2日後にスタートする今度の知事選も、前回と同様、実質的に「自民党と共産党候補の一騎打ち」の構図となった。しかも、同じ候補者同士の組み合わせとなる。 他にも出るとか出ないとか騒いでいる人たちが2、3人いるようだ。が、3人のうちの1人はすでに辞退。もう1人も、本当に立候補するかどうかは、最後まで分からないと囁かれている。 何れにせよ、選挙の趨勢に全く影響を及ぼさない人たちのことに言及するつもりはない。それこそ、時間の無駄だもの。(苦笑) さて、前回に続き、相手の候補者(正確には候補予定者)は、共産党の推薦を得ている。この人物を応援する共産党系の「全群馬教職員組合」が、山本県政を批判するビラを配っていると聞き、急いで取り寄せてみた。 ちなみに、この団体が推す立候補予定者は、元は体育の先生。この組合の執行委員長を務めたこともある。 そのビラには、「保育士1人がみる子どもの数 全国ワースト3位」などと書かれていた。全国平均7.55人のところ、群馬県は11.32人だそうだ。 この数字には、強い違和感を感じた。それもそのはず。群馬県は、1歳児の保育士配置について、「国の6:1に上乗せして5:1とする」政策を実施しているからだ。 この上乗せは、群馬県を含めて11県だけが行っている。全国でも先進的な取り組みなのだ。 加えて言うと、3歳児では、国の基準「20:1」を上回る「15:1での配置」が、大半の施設で実現出来ている。 「このビラの数字、どうも信じられないなあ。でも、万一、群馬県の保育の実態が本当に11.32人なのであれば、由々しき事態だ。改善しなければならない!急いで事実関係を確認してみよう!!」 そう思って、情報のソースを調べてみた。その結果、このワースト3位という数字が、総務省統計局が発行している冊子から引用した可能性が高いことが分かった。 なるほど、この冊子を確認してみると、群馬県は確かに11.32人となっている。それによると、東京都が一番充実していて5.18人、福井県が一番悪くて12.71人。福井県は、東京都の2.5倍となっている。 が、元ネタになった(?)上記のデータにも疑問を持った。国が福祉事続きをみる

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