新型コロナウイルス情報を隠蔽したい知事などいるはずがない①〜県民に理解を求めたい情報発信の難しさ

2020年3月29日:パート2  夕方。本日の県内PCR検査の結果が出た。県衛生環境研究所で行なった23件(濃厚接触者にはなっていない館林厚生病院の関係者21名を含む。)の検査は全て陰性だった。ひとまず胸を撫で下ろした。が、明日からも「見えない敵」との戦いが続く。 最終的に、首都圏にある群馬県での「オーバーシュート」(爆発的な患者の急増)を回避するのは難しいと指摘する有識者もいる。が、感染経路を追えているうちは、県内の感染拡大を抑えられる可能性がある。望みを捨てず、最後の最後まで頑張り抜く覚悟だ。 昨年、全国の自治体では初めての「自然災害異常事態宣言」を発表した。合わせて、「災害レジリエンスNo.1の群馬を目指す」と表明した。今回の危機を契機に、自然災害だけでなく、新型ウイルスの脅威にも耐え得る群馬県を作りたい。 午後、武藤健康福祉部長と再び電話協議。その中で、こんな会話を交わした。武藤:「あ、知事、何度もすみません。昨晩の記者会見の段階では、十分な情報が集まっていない面もありました。その後、新たに判明した事実もあります。公表出来る情報は(今日にも)追加でメディアに提供したいと思いますが、よろしいでしょう続きをみる

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