群馬が直面する2つの問題〜外国籍の県民の間での感染者急増と家庭内や職場での感染の広がり。

2020年9月19日 一昨日(9月17日)の定例会見で、新型コロナの感染状況について報告した。昨晩の臨時会見でも触れたが、昨日の新規陽性者は27名。1日あたりの新規感染者数としては過去2番目、緊急事態宣言解除後では最多の数字となった。 従業員の多い民間企業でクラスターが発生したという事情もあり、16日までの1週間で90名の新規感染者が確認される事態に陥っている。昨晩の会見でも言ったが、県として、この状況には大きな危機感を抱いている。 9月の感染状況に関して、特筆すべき2つの特徴が現出している。 1つ目の特徴は、家庭内と職場に感染が拡大していることだ。 このブログの末尾に9月の陽性者の感染経路を表すスライドを掲載した。注視すべきは、家庭内での感染が26%、職場での感染が17%と、非常に多くなっていることだ。 8月には、「夜の街」に集中的な対策を実施した。この頃は、活動が活発な若年層の間で感染の広がりが見られた。ところが、9月に入ってからは、2次感染・3次感染を通じ、感染の中心が家庭や職場に移っている。家庭内及び職場における更なる感染防止対策の徹底が急務であることは言うまでもない。 2つ目の特徴は、外国籍の人々の間で感染が急増しているという事実だ。 先日、太田市で発生したクラスターについては、17名の感染者が判明している。この17名の内、約7割は外国籍の人たちだと推定される。 同じくブログの末尾に掲載したもう1つの円グラフ(外国籍の人たちの感染経路)を見て欲しい。感染経路に関しては、やはり家庭内での感染、次いで職場での感染が多いこと続きをみる

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