2021年5月16日:パート2 夕方。高崎市内のベンチに腰掛けて、物思いに耽っている。今日は雨模様の天気。ビニール傘を持って、街に出た。雨が降りそうで降らない中途半端な天候だ。 そのせいもあると思うが、高崎駅周辺の人出は、先週の日曜日より明らかに少ない。大型商業施設でも、飲食店でも、同様の傾向だ。ホッとする反面、申し訳ない気持ちもある。複雑な心境だ。 年齢層は、やはり10代から30代が多い気がする。毎回、このブログで「若い人が目立つ」などと書く度に、嫌な気持ちになる。若い世代の行動を責めたいわけではない。そもそも、若者が活動的なのは当たり前だ。会食やカラオケのようなイベントに参加することは、その人の生体エネルギーを高める。楽しければ、健康にもいい。当然のことだ。 しかしながら、今は、我慢していただくしかない。新型コロナ感染者が増えれば、その分、県内の医療提供体制が逼迫する。そうなると、本来は入院や手術が必要な県民の人たちが、適切な治療を受けられなくなってしまう。実際、医療現場では、ギリギリの状態が続いている。医療関係者への負担も、限界に達しつつある。 大多数の県民は、辟易としているに違いない。「一体、いつまでこんな行動制限が続くのか?」と。事業者の皆さんも、終わりの見えない「不条理な状況」に苛立っているはずだ。「どこまで我慢したら、光が見えるのか?」と。 何度も言っているように、この状況を打開出来る「ゲームチェンジャー」は、新型コロナワクチンしかない。だからこそ、知事として(いち早く)「県営ワクチン接種センター」の設置を決めたのだ。 実施主体である市町村との更なる連携を図りつつ、全県のワクチン接種を可能な限り加速化させていく。感染防止対策を強化すると同時に、ワクチン接種続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』