知事と県議会のあるべき関係とは?!:その1〜疑心暗鬼に陥らない最善の策は「相手を信じ抜く」こと。

2021年6月8日:パート3 22時40分。熱いハーブティーを飲みながら、本日3本目のブログを書き始めた。運動する前に、思い浮かぶことを綴ってみたい。 国会議員を24年、知事を1年10ヶ月、経験した。当たり前のことではあるが、つくづくこう思う。「世の中に、誰からも評判のいい人間なんて1人もいない」と。 ましてや、誰からも好かれる政治家(国会議員であろうと、知事であろうと)など、いるわけがない。実際、そんな人物には、会ったことがない。 だいいち、どんな選択をしようと、「全員がハッピーな結論」などあるわけがない。ましてや、「政治家」という人種は、人一倍、自己顕示欲が強く、疑り深く、かつ嫉妬心の強い生物だ。知事である自分が誰かを持ち上げれば、他の誰かの不興を買う。特に、今のような未曾有の危機に遭遇している時は、何をやろうと批判される。 もともと、政治家は、「疑心暗鬼」に陥りやすい。いわゆる「離間計(りかんのけい)」(=疑念を煽ることで、相手陣営を仲違いさせる戦略)が効きやすいのだ。実際、国会議員時代には、第三者(例えば親しい番記者)からの情報を真に受けて、親しかった2人の政治家の関係が悪化する場面を何度も目撃した。 個人の思惑や、偏った情報に惑わされない秘訣は2つ。1つ目は、情報を発信している相手がどんな立場にあり、周りからどんな評価を受けているのかを把握すること。その人物に信望があるのか?それとも孤立しているのか?仲間から慕われているのか?逆に嫌われているのか?背景の事情をよく調べることが大事だ。 もう1つ、もっと大事なことがある。それは、続きをみる

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