20〜30代の年齢層にワクチン接種を促す県独自のインセンティブ(特典)付与政策の目的と内容:②

2021年8月10日:パート3 20時過ぎ。運動する前に、本日3本目のブログを書く。 前々回のブログでも触れたが、今日の新規感染者は102人。25日ぶりに前週の同じ曜日を下回った。直近1週間の感染者数は912人。こちらも25日ぶりに、前週より低下している。 ブログの末尾に添付したグラフを見れば分かると思うが、前週差7日平均は、順調に減少している。予断は許さないものの、これから4、5日の間に激増(例えば1日300人とか)が見られなければ、感染の山場(ピーク)を超えたと判断していいかもしれない。 他方、県内のワクチン接種については、1回目の接種割合が、当面の目標としていた「全県民の50%」を上回った。政府が掲げている「8月末までに2回目の接種率40%を達成」という数字も、来週中にクリア出来そうな流れだ。 ただし、油断は禁物だ。ワクチン接種で先行する欧米の事例から、当初は、「1回目のワクチン接種が全県民の5割を超えた時点から、新規感染者も入院患者も急速な減少のサイクルに入る」というシナリオを想定していた。が、感染力の強い変異株(デルタ株)の影響で、このシナリオに狂いが生じている。 実際、県庁の感染症・がん疾病部局からは、先週の県内のデルタ株のスクリーニング検査が、厚労省が目標とする40%を超えたと報告を受けている。そのスクリーニング検査で分析した392の検体のうち、何と85、5%がデルタ株による陽性だった。現段階では、県内感染のほとんどが「デルタ株」によるものだと判明した。 もう1つ、前述の想定シナリオを修正せざる得なくなった要因がある。それは、現在、感染の中心となっている20〜30代の年齢層でのワクチン接種率が低いことだ。群馬県を襲っている第5波を食い止められるかどうかは、「若い世代へのワクチン接種率を、どれだけ加速出来るか?」にかかっていると言っていい。 そこで、先週(6日)の会見では続きをみる

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