アジアで初めて開かれるラグビーのワールドカップ日本大会で、日本代表チームが10月13日、スコットランドを破って史上初となる決勝トーナメントに進出した。ゲーム前半は日本が攻守に優勢だったが、後半はなりふり構わぬ攻撃に出たスコットランドにかなり押された。ハラハラの試合だったが、何とかスコットランドの猛攻をしのいでの勝利。
それにしても、外国出身の選手が多い。31人の代表には、ニュージーランド出身で主将を務めるリーチ・マイケル選手を含め、史上最多の15人の外国出身者が所属している。出身国もニュージーランド、トンガ、南アフリカ、サモア、韓国、オーストラリアの6カ国と多彩。ラグビーでは、外国籍でも直前3年間の連続居住といった条件を満たせば、代表資格を得られるという。
互いを受け入れ、価値観の違いを受け入れ、融合させ、上乗せし、アイディアを出し合って新しいイノベーションを生みだす。あらゆる個性と個性が混ざりあいながら、他社を受容し、受け入れ、発想を高めあい、そして世界を変え歴史をつくる。多様性やダイバーシティの無限の可能性を感じずにはいられない。
決勝トーナメント初戦は強豪南アフリカとの対戦。多様な価値観の融合でさらにイノベーションを生み出し、また新たな新しい歴史をつくってほしい。