1時間かけて学校に通学する市東部地域の肢体不自由児・者の課題解消へ

IMG_4138肢体不自由者のための県立特別支援学校を新たに、名古屋市東部地域に設置をしていただくよう、大村知事に対して要望活動をおこなった。要望の背景には、市東部のお子さん、とりわけ天白区、緑区、名東区のお子さんについては、1時間以上もかけて、港養護学校に通っているような状況があり、こうした状況を改善してほしいという声が少なくないことがある。

平成30年12月に策定された「第2期愛知県特別支援教育推進計画(愛知・つながりプラン2023)」において、肢体不自由者のための特別支援学校について、片道60分以上の長時間通学の解消を図ることが課題となっている。名古屋市域内においては、名古屋東部地域の肢体不自由者は、遠距離にある港特別支援学校への長時間通学を余儀なくされており、スクールバスが平成26年度に1台、平成29年度に1台、増車されたが、依然として通学の負担が大きい状況となっている。

 加えて、医療的ケア児は、スクールバスではなく保護者による送迎が必要となり、長時間の送迎は子どもと保護者双方にとって大きな負担となっている。

愛知県並びに名古屋市においても、名古屋市域における肢体不自由者のための特別支援学校に通う児童生徒・保護者双方の負担を軽減するため、名古屋東部地域における肢体不自由特別支援学校を早期に設置することが課題となっており、4年ほど前から県市間で調整を続けてきたが、設置場所、財源等が課題となり設置されないまま今日に至っている。

今回の愛知県と名古屋市の調整には横井利明も加わり、一定の解決の方向は見えてきた。今後、地域住民への説明とともに、調査、設計等を経て、市東部地域への肢体不自由者のための特別支援学校の設置に向け大きく進むことになる。
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横井利明
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