栗山監督は大学時代も大スター

WBC侍ジャパンの監督をつとめる栗山英樹監督とは、横井利明は東京学芸大学教育学部で同級生。栗山さんは硬式野球部で投手、内野手として活躍。大学ではまさに「大スター」であり同級生からもあこがれの存在だった。もちろん、女子からもモテモテ。

一方で横井は東京学芸大学男子ソフトボール部に所属。栗山監督と向かい合わせのグランドで毎日、ピッチャーとして汗を流していたが、マスコミや女子から圧倒的な存在感の栗山さんの前に、横井利明の存在はマイナー。そんな栗山さんがヤクルトの選手として、また日本ハムファイターズの監督として大活躍するのを、大学時代の同級生ともども熱烈応援していたし神宮球場に応援に行ったことも。

さて、野球のWBC決勝で、日本はアメリカに3対2で勝ち3大会ぶり3回目の優勝を果たした。おめでとうございます。

日本代表を世界一に導いた栗山英樹監督は記者会見において、「選手たちが本当にうれしそうな顔をしていて、それがうれしかった」と感想を述べるとともに、今回のWBCまでの任期を最後に代表監督を退く考えを示した。

今大会で栗山監督は不振にあえぐ日本の主砲である村上選手を我慢して起用。ネット上では、「村上と心中する道を選んだか」「一旦下げた方がいい」などの監督の采配に対する批判に臆することなく起用し続けた。結果的には栗山監督の期待に応え、土壇場の準決勝、決勝で〝村神様〟が復活。日本の優勝につながった。

私たち政治家も信念は持っていても、社会から、またネット上で反対の声が多数上がるとやはりひるむもの。しかし、今回のWBCでの栗山監督は、最後まで選手を信じ切り、その思いに選手も呼応するかのように大活躍。リーダーの資質は何かを私たちに感じさせた。栗山英樹監督、本当にお疲れさまでした。
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横井利明
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