愛知県がんセンターは現地建て替えで…地元から要望

IMG_6479 (1)愛知県がんセンターは、今から60年近く前の昭和39年(1964年)に現在の場所に開設された。以来、昭和37年(1962 年)に開設された国立がん研究センターや渋沢栄一らによって創立されたがん研究会とともに、我が国を代表する総合がんセンターとして高く評価されており、地元住民はもとより、ひろく愛知県民にとって、がん対策の中枢を担う非常に重要な役割を担ってきている。

一方で、愛知県がんセンターは、平成4年(1992年)の改築から 30 年以上が経過していることから、愛知県の今年度予算に整備に向けた基本構想調査費3,000 万円が計上され、現在、有識者会議等において議論が進められている。

現在の愛知県がんセンターは、平和公園の北西に位置し、静かな周辺環境により医療・研究施設の立地として申し分なく、また、開設当時は決して便利な立地であるとは言えなかったものの、平成15年(2003 年)の地下鉄名城線延伸で自由が丘駅まで徒歩7分となり、交通の便も飛躍的に向上し、名古屋大学医学部付属病院、名古屋市立大学病院、国立病院機構名古屋医療センターなど県内の病院と連携をする上でも現在の場所が望ましいと考えられる。

しかし、現在のがんセンターの敷地が狭隘であること、また不整形であること、敷地内の起伏が大きいなどの理由により、現在の施設を運営しながらの建て替えは敷地での整備は難しいといった意見が出ていると聞いている。

9月12日(火)午前におこなわれた大村知事への要望では、地元公職者である伊神市議、辻県議の他、千種区区政協力委員協議会議長さん始め地元区政協力委員趙さんらも同席。愛知県がんセンターの整備にあたっては、現地建替えを行っていただくこととともに、必要に応じて隣接する公用地などの活用を視
野に入れて整備を進めることを要望した。

知事からは現地建て替えが望ましいと考えているとの表明がなされるなど、地元に寄り添った発言があったものの、土地が不整形であることや狭隘であることなどへの対策は特に触れることはなかった。今後、基本構想を取りまとめたのち、近隣公有地の活用などを視野に基本設計や実施設計を経て、建て替えが進められることになる。
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横井利明
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