文化庁調査官が道徳公園に

クジラ像9月23日(水)午前9時30分、国登録有形文化財への登録を地域住民が熱望する「道徳公園クジラ像」の調査に、文化庁の調査官およそ10人が訪れ、クジラ像を所管する緑政土木局や南土木事務所、そして集まった住民から聞き取り調査をおこなった。

クジラ像は昭和2年、後藤鍬五郎によって建造された。鍬五郎は他に、道徳観音山の観音像(現存しない)、奈良や鎌倉の大仏よりも大きい東海市の聚楽園大仏(高さ19m)、雁宿の大仏、東浦海岸の大だこ像(現存しない)などを建造したと記録に残っている。

今後、名古屋市は文化庁の求めた資料等の取りまとめを進め、あらためて文化庁に提出する考え。その後、文化庁は「道徳公園クジラ像」の歴史的価値等を審査したのち、国登録有形文化財への登録の可否を判断する。

■ 道徳公園クジラ像
景観が街並みに深みや個性をもたらしているとして、クジラ像は平成23年名古屋市の認定地域建造物資産に指定されている。令和3年には道徳のまちが文政4年(1821年)の新田開築から200年を迎えることから、まちの歩みを伝える貴重な歴史的遺産であるクジラ像を顕彰したいという機運が高まっており、その延長線上に国登録有形文化財への登録がある。
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横井利明
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