大相撲名古屋場所への対応は

例年、大相撲名古屋場所開催時には、山響部屋の皆様には宿舎として特別養護老人ホームはるかぜ(南区要町)の1階交流ホールやデッキ駐車場、会議室等をご活用いただいている。6月半ばに先発隊、6月末に本隊、7月末には撤収というのが例年の日程だ。

一方、はるかぜをご利用の高齢者の皆様の中にも朝稽古を見るのを楽しみにしている方も少なくない。介護スタッフに要請し、車いすで土俵際まで出かけ、力士と交流する方もおみえになる。まさに、はるかぜの夏の風物詩となっていた。

しかし、今年の夏は昨年に引き続き、新型コロナウイルスが猛威を振るう中での名古屋場所。開催自体が危ぶまれるだけではなく、東京国技館がオリンピックのボクシング会場となっていることから、オリンピック開催時には国技館を利用することができず、相撲協会としても厳しい判断を迫られていた。

その様な中、山響親方と電話で会談。仮に名古屋場所があった場合の対応について協議した。

山響親方からは、「万が一、山響部屋の中で感染者が出た場合、特別養護老人ホームはるかぜの運営に支障をきたすことが考えられ、今年に限り、愛知県体育館近くのホテルを借りて宿舎を開きたい。その場合、土俵等は設けることはできないが、協会からはやむを得ないとのご了解をいただいている。」

また、はるかぜ側からは「万が一、はるかぜ内で感染者が出た場合、大相撲開催に影響を与えてしまう可能性があり、1階は相撲部屋、2階以上で介護施設など動線の切り分けは可能であるものの、名古屋場所への影響を考えると課題が多い。」との回答をさせていただいた。

結果として、本年度に限っては、名古屋場所開催時には山響部屋の宿舎はホテルを活用することとなったが、新型コロナの影響が生活のみならずさまざまなところに生じており、一刻も早い感染収束を目指すためにもコロナワクチンの速やかな接種の必要をあらためて感じた。
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横井利明
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