「伊勢湾台風で街がきれいに」問題発言の議員が減税日本ナゴヤに復帰
「伊勢湾台風で街がきれいに」問題発言の議員が減税日本ナゴヤに復帰
令和元年9月20日におこなわれた名古屋市会都市消防委員会において、減税日本ナゴヤ所属の前田恵美子議員が、「伊勢湾台風のせいですごく街がきれいになった」との発言をおこなった件で、伊勢湾台風の被災者から市会議長に対し、「市民の生命や財産を守るべきはずの議会でこのような発言がなされたことは断じて許すことはできない。」として白水学区区政協力委員会から抗議が出されていた。
当時議長だった丹羽ひろし市議は、「一会派の問題としてとらえるのではなく、議会全体でこの事案を共有し、2度とこういった発言がないように徹底する。」と議会として受け止めると回答。議会が中心となって対応した結果、前田恵美子議員の離団という一定の結論をみた。
しかし、先週末の8月20日になって突然、減税日本ナゴヤは前田市議の復帰を発表。議会が議論の末にまとめた離団という一定の方向性を一方的に破棄した今回の復帰発表に、被災者もあきれ顔だ。
前田市議の「反省したから」との理由に対しても、白水学区は、未だ前田市議からも減税日本からも被災者への謝罪もないことから、「伊勢湾台風で街がきれいになった発言」をした議員の責任の所在がうやむやになるのではないかと危機感を強めている。
また、減税日本ナゴヤから提出された前田市議の入団手続きを受理した市会議長に対しても、文書で抗議する見通し。