知的障がい者の就労訓練を目的とした「cafe magnet」グランドオープン

IMG_0464近年、障がい者の雇用を取り巻く法改正等により、障がいのある方を雇用する企業は確実に増えている。政府がさまざまな障がい者雇用対策を進めることで、障がい者の雇用が着実に進展していることは評価したい。

企業側にとっても少子高齢化が進むなか、障がいの有無にかかわらず、多様な人材が活躍できる職場づくりに取り組むことが必須となっているが、特に2021年は、東京パラリンピックが開催され、障がい者を取り巻く環境に注目が集まることから、国、民間ともに、さらなる取り組みの深化が求められることになるだろう。

IMG_0465さて、障がい者は大きく分けて、「身体障がい者」「知的障がい者」「精神障がい者」に分けられるが、その雇用の状況は障がいの状況によって大きく異なる。身体障がい者は、障がい者雇用の中でも、早くから進められてきたことから、働ける身体障がい者はすでに雇用されているケースが多く、企業側があらたに雇用しようとしても対象者は少ない。一方で、知的障がい者の方は、清掃や印刷、バックオフィス業務などを中心に定型的であまり納期の厳しくない業務が適していると言われてきたが、このような業務を集めて仕事にするのは、ある程度の規模の企業でないと難しく、たとえ切り出すことができても、ひととおりおこなってしまうと、それ以上拡大することが難しく、新たな雇用がなかなか進んでいないのが実情だ。施設等で働く知的障がい者の中には、月額わずか5,000円程度の工賃を受けとるといった場合も少なくなく、自立には程遠いのが実情だ。

kafe magnet1さて、特定非営利活動法人障がい者みらい創造センター(本社:名古屋市南区松池町1-19、理事長竹内亜沙美)は、瑞穂区堀田に、10月1日(金)、知的障がい者・発達障がい者の就労を目的とした「Cafe magnet」をオープンさせ、開業記念式典をおこなった。横井利明もお祝いにかけつけた。

竹内理事長が目指したのは、知的障がい者の自立だ。いくら知的障がい者の方々の就労訓練に取り組んでも、1か月働いて工賃が5,000円といった現状は決して自立につながらないことから、社会との繋がりをもちながら地域の方と近い距離感で就労にむけた訓練を行い、「かせげる」知的障がい者人材を育成することをねらった。

cafe magnet3もちろん、障がいを感じさせない店づくりも重要。おしゃれなcafeにするとともに、専門店によるメニュー提供と技術指導により、専門店の味を再現。コーヒーは「ダブルトールカフェ」、紅茶は紅茶専門店「ラティス」、日本茶は老舗「妙香園」、ランチのカレーはとんかつ家「比呂野」と4つの有名店が協賛し、各専門店の商品を楽しむことができるようにした。

竹内理事長は熱く語る。「夢だけど...、将来は特別支援学校を開校したい。効果的、実践的な就労支援を学校でおこなって、かせいで自立できる知的障がい者の人材を生み出していきたい。」横井利明、力いっぱい応援させていただきます。
PR
横井利明
PR
minami758をフォローする
政治家ブログまとめ