藤沢忠将市議の死去に伴う名古屋市議会議員南区選挙区の補欠選挙は、9月25日、投開票が行われ、自民党の新人、藤沢千秋さんが初当選を果たした。
■ 名古屋市議会議員南区選挙区補欠選挙の結果(令和4年9月25日執行)
藤沢千秋(自民・新) 10,369票
高橋祐介(共産・元) 5,227票
大河内げんき(減税・新) 4,726票
〇 投票率 18.97%
さて、約1年半前にも名古屋市議会議員南区選挙区補欠選挙が行われており、その時と比較してみると...
■ 名古屋市会議員南区補欠選挙結果(令和3年5月23日執行)
鈴木和夫(自民) 10,733票
安藤延晃(減税) 5,869票
高橋祐介(共産) 4,627票
山下俊舗(無所属) 1,338票
石黒明(無所属) 964票
〇 投票率 21.65%
前回の補欠選挙に比べ、この1年半で減税日本は1,100票ほど票を減らした。減税日本の退潮ムードが数字に現れた形となった。自民党の得票は変わらず、国の政権批判の流れはこの地方選においては影響は少なかったともいえるし、減税日本が政権批判の受け皿になりえなかったともいえる。
今回の選挙は半年後の統一地方選挙を占う上でも、各党注目していた選挙だったが、減税日本の凋落ぶりだけが印象付けられた戦いとなった。今後、減税日本は巻き返しのため、議員報酬800万円を持ち出し戦うことになるが、何度も何度も柳の下にはどじょうはいない。