五輪の談合疑惑捜査は電通にも--検証や反省もないまま、札幌冬季五輪の招致に突き進むのか。池田ゆみ札幌市議(豊平区)の市政報告会でも、「五輪よりくらしを」の声が聞かれました。池田市議は、市議会の札幌オリ・パラ招致調査特別委員でもあるのです。もうけ優先の商業五輪のゆがみが噴き出しています。札幌市というよりIOC・JOCの問題ですが、そのような彼らに札幌市が言われっぱなしとなれば、市民負担が膨らむことになりかねません。そうでなくとも、札幌駅周辺など都心再開発に膨大な市予算がつぎ込まれているのです。
大雪だった作冬の札幌市。多くの市民が「五輪より除排雪を」と思ったはずです。全国の政令市のなかで市民1人あたりの所得が最低でもあり、物価高騰のなかで市民を支えてほしいとの思いも強い。しかし、子ども医療費助成も全国政令市のなかで大きく遅れを取っています。池田市議の市政報告と決意表明も力強い。五輪と大型開発に前のめりの秋元市政に対して、市議会が「オール与党」のもとで日本共産党の果たす役割は大きいのです。前回の市議選で躍進した議席数があったからこそ、五輪への住民投票条例をと提案する力となりました。保育士として23年務めた池田さん。4年前に平岸で爆破事故があった時に、避難施設へ真っ先に駆けつけていたのが池田さんでした。お会いした子連れの母親は、ちょうど連れ合いが単身赴任中。いろんなことで心細かっただろう時に、経験豊かな池田さんから「困ったことは言ってください」と声をかけられて、どれほど支えになったことでしょう。その様子を間近で見ていて、池田さんの議席は「豊平区の命綱」としてかけがえのないものと確信しました。区内の後援会員さんから応援のメッセージもあり、年金55,000円の母親を介護しながら、わざわざタクシー代をかけて駆けつけてくれた男性の発言も胸に響きました。今度も市民に密着した、市民の味方の議席の確保を。私からも支援のお願いをしました。【今日の句】スポーツは 正々堂々 だからこそ