しかし、もともと河村市長は水あまりだから木曽川導水路事業は必要ないと、事業の撤退を市長選の公約にまで掲げて反対していたはず。今回、変節した過程が全く明らかではなく、導水路計画からの撤退を支持していた市民から見ても裏切りに見えるだろう。
ではなぜ変節したのか。この背景にあるのは、2年前の市長選で、横井利明が掲げていた「堀川への木曽川導水の協議を開始します。」という公約。木曽川導水路計画によって取得した水を堀川に流し込み、都心部に美しいせせらぎ空間を創出するというもの。よっぽど、横井利明の公約が気になっていたのだろう。