もっと教育予算を、もっと学校に余裕を

 終業式を終え、わが家の中学生も「明日から冬休み」と喜びながら帰宅しました。長時間労働に追われた先生たちも、少しは休めるでしょうか。余裕が奪われ、学校が息苦しい場となってきたのは自民党政権の教育行政の結果です。

 このままでは学校がもちません。教員不足、過去最高となった精神疾患による休職者数、長時間過密労働、GIGAスクールへの対応--子どもたちでは、登校拒否・不登校が過去最高を更新し続けています。

 長時間労働を抑える残業代制度の適用や、教職員定数の抜本増をと、教職員の声が政府を動かしてきています。文科省は、残業代制度適用を否定しつつ、教職調整額を一気に13%引き上げようとしてきました。

 ただ、これでは「残業代に当たる分が増えたのだから、もっと働け」となりかねません。おおもとにある給特法(公立学校教員給与特別措置法)の改廃が、どうしても必要です。

 世論に押されて出てきた文科省の主張さえも、昨日の財務相との折衝で、2026年1月から1%だけ引き上げる方針にされてしまいました。まったく話になりません。

 教育には金を出さず、軍事費には補正予算だけで8268億円も費やした石破・自公政権。半導体メーカーのラピダスにも、気前よく1兆円を計上しました。自民党政治そのものが、豊かな教育にとっての「壁」そのものです。

 学校給食費の無償化法案を、他野党が提出するとしています。地方議会とあわせて何度も求めてきた党として、さらなる教育条件の改善に向けて、私も声を上げ続けたい。

 【今日の句】休み中 子の貧困も 解決を
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畠山和也
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