今日は川口市・三郷市、そして陥没事故のあった八潮市へ。安否不明のトラック運転手の状況に胸が痛みます。工事完了まで5〜7年かかると県からの方針も示されましたが、現場を見て難工事であることも痛感しました。
県は、下水を迂回させて消防隊員の進入路をつくる工事を急ぎ、運転手の捜索を再開するとしています。バイパス工事は今日完了しましたが硫化水素などの発生も心配され、慎重な対応が進められているとも聞きます。今後は現場付近の下水道管を複線化し、さらに下流部を三郷市の処理施設まで延ばすことも検討していると報じられました。工事費用が下水道料金に上乗せされて県民負担が増えないか、心配の声が上がっています。
池谷正市議の案内で現場近くへ向かうと、風向きによって下水臭がします。周辺には測定計が設置され、騒音・振動・大気の状況がわかるようになっています。防音壁や遮臭シートが施されていますが、工事現場の厳しさが伝わります。
補償も含め相談は県が窓口になっており、市に寄せられた相談も県へとまわります。当面は市民のくらし・営業での要望や補償に応えることになりますが、事故の全面的な検証は欠かせません。
そもそも国が下水道管を含め集約化・効率化を誘導し、事故付近は約120万人分の下水処理が集中する地点でもありました。伊藤岳参議院議員が厳しく国の責任を追及しましたが、あいまいに終わらせるわけにはいきません。
全国でも老朽化を含め、点検・整備が必要な公共インフラは多い。財政措置や専門家派遣・育成など、同じ事故をくり返さないため国が責任を果たすよう私も訴えていきます。川口市の「つどい」には多くの方が参加され、米価高騰や年金改革、党のSNS対策など質問が相次ぎました。50代の女性が入党してくださり、いっしょに訴えた金子幸弘・藤嶋朋子市議はじめ、みんなで大喜び。嬉しいですね。
参議院選挙と同時に市議選がおこなわれる三郷市では、こんの伊久子さんが市政へ声を届けるべく奮闘中。いっしょに三郷中央駅前で訴えました。タクシー運転手さんへあいさつにまわると「がんばって」との声も寄せられました。地域に根ざした活動の大事さを実感した1日でもありました。明日もがんばりたい。
【今日の句】効率化ばかりで 命は守れるか
公共インフラを守る国の責任も
