2025年6月15日:パート2 午前10時過ぎ。東京から新大阪に向かう新幹線の車中にいる。大きく深呼吸をして、ブログシリーズの続編に突入する!! 前回のブログ(その⑦)で、最近の文化庁の動向として、「文化の保存から活用に重点を置く傾向が強くなっている」という趣旨のことを記した。そのことを示す政府の具体的な政策も、簡潔に説明した。 が、(考えてみたら)そんな細かい取り組みを紹介する前に、政府や与党(自民党)が、2020年代になって、次々と打ち出している基本構想や方針を示すべきだった。文化戦略に関する国としての方針転換が、明確に記されているからだ!! 例えば、自民党は、24年から25年にかけて「文化芸術立国」構想に関する複数の提言を発表している。構想の中核に流れているのは、「文化芸術の経済的・社会的価値に注目し、文化を産業振興・観光・地域活性化の中核に位置づける」という発想だ!! 2025年に施行された「文化観光推進法」の目的は、文化資源を活用した観光推進と地域活性化を図ること。文化と観光の相乗効果を高めるための文化庁と観光庁の連携は、着実に進んでい続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
温泉文化のユネスコ無形文化遺産最短登録を実現すべき理由:⑧〜近年の構想等が示す明確な戦略転換!!
