大事なのはあきらめないこと

 くらし・労働・経営を守れ! 各団体による「重税反対3.13札幌東部実行委員会」の白市区の集いは、3密を避けた人数ながら熱を帯びました。コロナ禍を体験したからこそ、新しい社会と政治をつくりたい思いがあふれているのです。

 3.13実行委員会とは、民主商工会などが中心となって重税反対の行動を重ねてきた歴史があります。3月13日だけでなく日常的な活動をしようと、今回の集いになりました。ありがたいことに私へ講演の依頼をいただき、佐藤綾市議も札幌アクセス道路についての特別報告をおこないました。

 私は各地で聞いてきた新型コロナウイルスの影響に触れつつ、後手後手と迷走の安倍政権のもとでも国民の声で実現した仕組みを紹介。まだまだ苦境が続く国民生活のもとで、急いで医療機関の支援と検査体制の拡充とともに、新しい社会づくりに力を合わせようと呼びかけました。

 これまでの取り組みも、「生活保護の活用を総理が口にした。進んできた中身を後退させないようにしたい」(生活と健康を守る会)、「本当に経済をよくするなら消費税減税を。こんな時にマイナンバーではない」(東部民商)、「民間へ売却でなく、緊急避難所など公的な活用を求めていきたい」(旧白石区役所跡地利用運動の会)など、各団体から報告がありました。

 白石区平和には、ノーモアヒバクシャ会館があります。会館を建てるときには道内・全国からの支援もあり、今も被爆の被害などを継承しています。「来てくれた子どもが壁新聞をつくってくれた。新しくできた本を送ったら高校生になっていて、それでも忘れずに『友達にも配りたいので10冊ください』と連絡があった」という報告には、胸が熱くもなりました。

 若い力もすばらしいけど、その意欲を引き出したのは被爆者自身があきらめずに声をあげ、いっしょに力をあわせる大人がいることだと思うのです。目の前の事実ほど、重たいものはないと実感しました。こういう結びつきを、身のまわりからどんどん広げていきたいですね。

 その後は党のつどいに駆けまわり、どこでも「もう安倍政権は変えないと」との話が出されました。いつ解散・総選挙となるかはわかりませんが、こつこつと日本共産党を知ってもらうことに力を尽くしたいです。

 【今日の句】集まれば やっぱり元気 湧いてくる
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畠山和也
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