厚生労働省健康局健康課長は10月23日、「新型コロナウイルスワクチン接種体制確保の実施要領」を各都道府県、保健所設置市、特別区に示した。
その中で、わたくしたちの目を引いたのは「来年初頭」の文字。
要領には「仮に、来年初頭に新型コロナウイルスワクチンの供給が可能となった場には、速やかに住民に対する接種を行うことも想定されるため、予防接種台帳システム等により、個別通知等の印刷を行う際には、特に改修スケジュールに注意すること。」と明記された。
従来、ワクチンの接種時期については全く明らかにされてこなかったが、今回、「仮に」とはいえ、接種時期について言及があったことで、いよいよ接種に向けた最終的な調整等が進んでいることが浮き彫りとなった。ただ、接種開始から全市民接種までには4か月を必要とするとの市の試算もあり、最終的な接種完了までにはまだ相当の日数を要する見通しだ。
■ 新型コロナウイルスワクチン接種体制確保の実施要領 (←click)