今こそ食料自給率を上げる時なのに

 「肥料価格が1.8倍になると言われ、200万円も負担が増える」。ただでさえ水田活用交付金の削減で混乱が広がる農家に、容赦なく襲ってくる物価高騰。当別町の農家から話を聞いて、政治の責任で解決しなければと痛感しました。

 聞けば聞くほど「亡国の農政」との言葉が、頭に浮かびます。「5年に1度、畑にした水田にも水を張れと言うが、その水を引く土地改良には10年かかるところもある。それだけ費用をかけても米価は1俵1万円くらいだし、そもそも良質のコメを保障できない」。

 「貸していた農地が『これでは割に合わないから返す』となっても、貸した側も耕せない。耕作放棄地が増えるかもしれない。これでは農家を続けることもできないよ。まさに『亡国の農政』だ」。私の頭に浮かんだ言葉が、同じように出されました。

 5年後の見通しも立たないようでは、設備投資した分も返済できないし、高齢の方なら「この機にやめるか」ともなってしまいます。食料とエネルギーの自給を高めることが必要なときに、これだけ農家を苦しめる政治でいいのか。腹立たしくなります。

 札幌に戻り、青年との懇談、政見放送のチェックやメッセージ動画の撮影などバタバタとおこない、夜は佐々木とし子比例予定候補と医療・介護従事者の集まりへ。ただでさえ忙しい医療・介護職場なのに、コロナ禍で大変な苦労を強いられてもきました。今日もリモートにて参加されていた方も。

 お医者さんから「命を守る職場だけに、平和のことはきちんと伝えていきたいです」との言葉が重く響きました。命を守る医療の対極にあるのが、命がボロボロにされる戦争です。想定される公示日まで16日、私も悔いなくがんばりたい。

 【今日の句】あらためて 食は命と 訴える

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畠山和也
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