エスカレート抑える外交努力を

 10日から予定されている日米共同統合演習(キーンソード23)。千歳基地をCV-22オスプレイの拠点とするということで、今日の午後に飛来してきたと報じられました。オスプレイの訓練は青森県内とされています。

 日本共産党は千歳市・苫小牧市で、訓練中止の要請などをおこなっています。先月の訓練「レゾリュートドラゴン」でも住宅地の近くにある丘珠基地を拠点にしたことで、不安と心配が広がりました。

 住宅地の近くを飛ぶ訓練は日本では当たり前のようでも、本国である米国や欧州では当たり前ではありません。米国では野鳥の飛来にまで気を使って訓練すると聞きますから、日本国民は野鳥より気にかけられていないことになるのではないか。

 一方で、北朝鮮が弾道ミサイルを連続して発射しています。韓国が対抗措置として空対地ミサイルを発射したら、北朝鮮は軍用機を飛ばすなど、対抗の応酬となってきました。米韓の合同訓練も延期するなど、エスカレートのなかで偶発的な衝突が起きることが心配です。

 何より北朝鮮が、アジアと世界の平和を脅かす危険な軍事挑発をやめるべきです。核実験の再開も懸念されていて、それでは一連の安保理決議にも違反することになります。いっそう北朝鮮が世界から孤立する道でしかないはずです。

 あわせて「軍事対軍事」では解決につながらないわけで、南北板門店宣言や米朝共同声明などの合意、日本では日朝平壌宣言の合意を基礎にした外交努力を急ぐときだと思います。「北朝鮮に聞く耳があるのか」と言われますが、しかし外交は決して無意味ではありません。北海道からも「外交努力をと」の声を広げたい。

 【今日の句】悪循環 止める世論を 広げたい

PR
畠山和也
PR
はたやま和也をフォローする
政治家ブログまとめ