この現実を変えよう

 社会保障の充実、公共交通の再生、性差別・性暴力を許さない--あいさつ先で、たくさんの要望を聞きます。やりたい放題の岸田政権に厳しい批判も。決意も新たに、北海道から政治を変える先頭に立ってがんばりたい。

 わざわざ時間を割いてくださった道難病連の増田靖子代表。増田さんと交流のある、道議候補だった森英士さんにも同席いただきました。「地方選で(共産党の)議席が減ったのは残念でしたね」とねぎらってくださった増田さん。

 政府が導入をめざすマイナ保険証と難病受給者証との関係も教えていただき、安心して医療が受けられるべく国が責任を果たすよう訴えていきたいと私からも。あたたかく「がんばってくださいね」と、激励の言葉もいただきました。

 広い北海道だからこその要望も各団体から次々。「近くに透析を受ける病院などがなく、移動に時間がかかる」(腎友会)、「運転手不足で減便もあり、処遇改善や魅力づくりは急務」(道バス協会)、「手話通訳者が各地に少なく、育成が大きな課題」(札幌聴力障害者協会)など、リアルな実態をうかがいました。

 あわせて札聴協では「手話言語法の制定を」。道内でも29自治体で条例がつくられ、なかでも先進的な石狩市では、災害時に、手話通訳ができることを示すバンダナを巻くなどの具体化も進んでいます。法律ができれば、予算確保や通訳者育成の強化なども期待できます。聴覚障害児教育専攻で学んだ者として、しっかり取り組みたい。

 「女のスペース・おん」では、山崎菊乃代表と近藤恵子理事が対応くださいました。コロナ禍を通じて女性に対する暴力、貧困、制度の不備などが浮き彫りになりました。声にならない声を受け止め、実際に食料支援などにも取り組んできたのが「おん」のみなさんなのです。

 岸田政権になってから、どんどん進められる大軍拡への危惧や、女性に対する嫌悪や蔑視(ミソジニー)が広がっていることが話題に。とりわけ若い女性が貧困から抜け出せない現実が語られ、政治の役割が果たされていないと痛感しました。激励もいただき、本当にありがたい。

 街頭宣伝でも、蘭越町から来たという方が「応援してますよ」を声をかけてくれたり、下校途中の高校生が宣伝後に「がんばってください」と話しかけてくれたり。チラシを配っていたスタッフが「4人から、がんばってと言われたよ」とも。これはさすがに驚きです。

 岸田政権の支持率が上がっている世論調査もあるようですが、大軍拡も大増税も保険証廃止なども、個別の政策では反対が多数です。今こそ問われる野党の力。命や尊厳、くらしを守っていくための力が本当に必要です。

 維新は野党なんかじゃないし、ここは揺るがない日本共産党が伸びてこそ。明日もしっかり訴えたい。

 【今日の句】政策も そもそも自公は 行きづまり

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畠山和也
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