こういう時こそ地に足つけて

 今日は小樽市へ。街頭演説や「語るつどい」に多くの方が来てくださり、元気をもらいました。連日の暑さに負けない体に育ててくれた両親に感謝しつつ、健康には過信しないでがんばります。

 演説してる前を通り過ぎながら拍手してくださる方、待っていたバス停で聞いていた方も笑顔で返してくださり、道路を挟んだ向こうの店から出てきて応援の手振りも。小林多喜二が眠る革新の町であり、人情の町である小樽市。地域と市民に密着してきた党の歴史を、至るところで感じるのです。

 「党の政策はいいけど、若い人とのつながりも持てないでジリ貧。どうしたらいい」。こういう率直な意見が「つどい」で出され、次々と声があがりました。今日の北海道新聞に「日本共産党は退潮傾向」との記事が出され、胸を痛めているのが伝わってきました。どうにかしたいと、思われているのです。

 この間の議員数や党員数が減っていることは事実だし、だからこそ率直な話し合いをと先日の中央委員会総会でも確認したばかり。負けるものかと、全戸訪問で署名をお願いしながら結びつきを広げてきた地域もあるし、若い世代の苦しみに耳を傾け、いっしょに解決へとがんばる姿に信頼が広がっている経験もあります。

 同時に考えなければいけないのは、なぜ日本共産党への否定的記事が繰り返されるのかということ。維新の会は暴力・暴言やハラスメントなど、そもそも議員の資格にかかわる問題が相次いでいるのに、持ち上げ続けているマスコミがあります。岸田政権に対しても、広島G7サミットを大成功のように持ち上げてきたマスコミはなかったでしょうか。

 くらしや地域へ落ち着いて目を向ければ、このままでは生活できないとの悲鳴があふれています。学費や奨学金の負担の重さに苦しめられたり、性差別・性暴力・ハラスメントで泣かされていたり、身も心もボロボロになるまで働かされている若い世代も多くいます。

 あきらめや忙しさから無関心のように見えても、政治や社会を変えたいと思っている方は、きっと多くいるはず。もっと私たちが結びつきを広げて、語りあって、そのなかで信頼も広がっていくと私は確信しています。そんな日本共産党を伸ばしてはならない、また昔からの反共風土・反共主義が(一部マスコミも使って)振りまかれていると思うのです。こういう時こそ地に足つけた活動で、国民の立場を貫く日本共産党の姿を広げていかなければ。

 「つどい」の後に、「まだ(議席の)数が少ないからなんだよね」と話された方がいました。衆議院に1議席でも北海道の議席があれば、まったく影響力が違うと私自身も体験したことでした。わかりやすく党の値打ちと、私の決意を広げていきたい。明日は帯広市に向かいます。

 【今日の句】展望を語って 苦しみ受け止めて
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畠山和也
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