「福祉の町」で必ず2人を議会へ

 24日が投開票日の黒松内町議選。定数8に日本共産党2議席(いわさわ史朗・かとう修)をと訴えに駆けつけました。室内での合同演説会は椅子を追加するほど、事前に把握していた以上の方が来てくださり、熱い期待が伝わってきました。

 いわさわ候補は9期目の挑戦。勤医協黒松内診療所での事務長を長く務め、分け隔てなく町民に接するあたたかさとともに、蓄積に裏づけされた政策力で議会論戦をリードしてきました。今日も「困ったときのいわさわさん」と、職場からの熱い応援がありました。

 隣の寿都町が「核のゴミ」文献調査へ進んだ際に、議会に提案した「放射性物質を持ち込ませない条例」が可決されるなど実績も数多い。黒松内町に救急車がなく患者を亡くした経験から立候補を決意し、7年かけて配備した「初心」を今日も語られ、いわさわ候補の突破力は今こそ必要との拍手が広がりました。

 かとう候補は理学療法士40年の経験をふまえ、初めての挑戦になります。立場上は上司ながら「かとうさんから多くのことを学んだ」と札幌から駆けつけての応援に、会場からは驚きの声。かとう候補が命と健康を守る最前線で活躍したことは、議会活動でも必ず生きると確信が広がりました。

 「黒松内に来て8年。町民の『生きる力』に、私が学ばされました」と、かとう候補。黒松内町では大型風力発電設置による環境悪化などが心配されていて、この声を届けながら「新しい里づくり」をめざす決意に、設置反対の住民からの期待も寄せられているのです。

 生ごみ処理機の普及と補助率の7割までの引き上げ、子育て世帯の水道料金の軽減、新型コロナ禍での事業者への給付金、学校への生理用品の設置、そして来年から学校・図書館など公共施設へのクーラー設置など、日本共産党2議席で多くの住民要求を実現してきました。住民密着の日本共産党だからこそ、です。

 しかし、現職議員の除籍という事態が起き(今回も立候補しています)、新たな2議席挑戦となった今回の町議選。その候補は、いわさわ候補の隣家にまであいさつに来るなど激しい争いになっています。ぜひ、黒松内町に知人・友人のいる方は、支持をお広げください。

 その後は長万部町での街頭演説、乙部町での「語るつどい」、ひやま漁協乙部支所ナマコ協議会からの聞き取りへ。安岡美穂・乙部町議と小野寺真・江差町議が同席していただいたほか、工藤智司町議会議長も来てくださいました。実際に漁業に携わっていることもあり、生々しい実態を聞くことができました。

 新鮮なナマコを1つ1つ、ていねいに乾燥させた「檜山海参」はトップクラスの中国料理に欠かせない食材として重宝されています。北海道では海産物初のGI(地理的表示保護制度)として登録されたほどでした。その努力の一端を聞きましたが、長年の積み重ねがあってこそなのです。

 福島第一原発からの汚染水(ALPS処理水)の海洋放出で、中国による全面禁止の影響は乾燥ナマコにも。ナマコ漁期は4~6月だから放出前なのですが、それでも漁期の確認が入るほどとのこと。来年の漁の時にはどうなるか、心配は尽きません。

 海水温が高いことから他の魚種が不漁だったり、ナマコもブランド化したことで密漁が絶えないなどの苦労も聞きました。しっかり国会に反映して、少しでも前へ進めねば。現場に来て学ぶことがあると、あらためて痛感した1日でした。

 【今日の句】あたたかき 議席の値打ち 今でこそ
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畠山和也
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