地域経済の主役は中小企業

 党の経済再生プランを届けてまわっています。今日は道商工会連合会、道中小企業団体中央会へ。道内すみずみを網羅する両団体だけに、物価高騰・人手不足や事業承継まで話題が広がります。北海道に引き寄せた経済政策も、早く具体化しなければ。

 道経済部の資料によれば、道内企業のうち中小企業は99.8%(2016年)。中小企業のうち小規模企業が占める割合は84.9%にも及びます。農林漁業や観光などの関連企業も多く、まさに地域経済の主役です。

 コロナ禍と物価高騰に襲われ、なかなか賃上げの原資もつくれない。下請け企業は物価上昇分を価格に転嫁しようにも、なかなか全額は乗せられない。賃上げ分を転嫁しようとしても、取引先も中小企業で、押し付け合う構図になってしまいます。

 現状を聞くにつれ、税金や社会保険料(税)にかかわる国の負担割合を増やすなど、大元からの改革が必要と痛感です。「年収の壁」と社会保険、人手不足と外国人技能実習、公共交通とライドシェアなど、関連するテーマ同士での政策調整も急がれます。

 政府は限りある財源と言いながら、大企業には大盤振る舞い、大型事業にも大盤振る舞い、軍事費にも大盤振る舞いでした。ここにこそメスを入れなければ。地域経済・地域社会を元気にしていきたいとの思いは、私が食堂を営む両親のもとで育ったからかもしれません。

 今日は他にも、道労連へ「非正規ワーカー待遇改善法」の提案をもっての懇談も。別の日にもこのテーマで懇談予定があるので、あわせて後日にまとめます。

 【今日の句】経済と 連呼するより 政策を

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畠山和也
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