軍港化を許さず

 米艦船ラファエル・ペラルタが小樽港へ入港し、「小樽港を軍港にするな」と抗議の集会に参加しました。丸山はるみ道議・党小樽市議団も参加し、すぐ近くで同じく抗議行動をしていた社民党・新社会党さんともエール交換。軍事利用を常態化させてはなりません。

 札幌の雪まつりにあわせ、親善と友好を目的とした米艦船の入港が、くりかえし行われてきました。ところが今回は「通常入港」が目的です。

 横須賀海軍施設に配備されている艦船が「通常入港」とは、訓練などの一環ということではないのか。昨年の苫小牧港入港のように、軍事利用の実績づくりにつながるものになります。

 これまで米艦船が入港するたびに、港湾管理者である小樽市長は、核兵器搭載の有無や可能性について日本政府に確認を求めてきました。決まって外務省は主体性なく「核兵器搭載はされていないもの」と判断し、今回は「同船に搭載能力がない」のだと回答しています。

 集会のなかでは、非核神戸方式に触れたスピーチがありました。神戸港に寄港する艦船に、核兵器を搭載していないとの「非核証明書」提出を義務づけるものです。全国の自治体や港湾管理者にて実施できれば、「核のない日本」へ大きな前進になるはずです。

 岸田首相の大軍拡路線や、自衛隊と米軍との一体化など、戦争できる国づくりが進むなかでの今回の入港です。歓迎できるようなものではありません。平和への思いを込めた、抗議のシュプレヒコールが小樽港に響きました。

 軍事力の強化より、外交力の強化を。ASEANのような「対話の習慣」を北東アジアにも広げる、日本政府のイニシアチブを。平和憲法を活かした政治にと、くりかえし私も訴えていきます。

 【今日の句】軍拡の道に 希望は見えるのか 
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畠山和也
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