丹念な調査ができるのは

 今日は岩渕友参議院議員の調査に同行して、苫小牧市へ。国会にCCS事業法(二酸化炭素の貯留事業に関する法律)案が提出される見込みで、実証試験センターで概要を聞くことなどが目的です。天気もよく、何よりの調査日和でした。

 たつの広志・道9区予定候補も同行し、党苫小牧市議団(小野寺幸恵・原啓司・冨岡隆・森本健太)が案内してくださいました。日本共産党が丹念な調査ができるのは、地方議員の存在が大きいのです。

 二酸化炭素の分離・回収、圧入や貯留、モニタリングなど実用規模での実証を目的に、苫小牧では2012年度から設備が建設されました。2016年度から圧入を開始し、2019年11月には目標としていた累計圧入量30万トンを達成しています。今は安全性を担保するためのモニタリングなどを実施しています。

 国として、2030年までの事業開始をめざしています。そのためには法律の裏付けが必要です。安全性やコストはどう見たらいいか、住民や漁業者との利害調整はどうするのか、そもそも石炭火力発電などを温存して大量の二酸化炭素を排出し続ける前提でいいのかなど、いくつかの論点があるわけです。

 センターでは、実際の貯留方法などの説明を受けました。気候危機に関心のある方だけでなく、国際団体や関連業界からの視察などが増えているそうです。調べたら、ドイツでも新たなプロジェクトが始まるなど、気候危機対策の一環としての取り組みは広がってきています。

 岩渕議員はこの後に、市や漁協からの聞き取りもおこないました(私は漁協との懇談に参加)。これまでの実証事業でも漁業者との協力は欠かせませんでしたし、推進と規制とのバランスを行政として担保できるのかも大事な点だと思いました。私は国会審議にかかわるものではありませんが、北海道で役に立てるようなことは力を尽くします。

 入党の呼びかけをすることで江別市に移動したのですが、急きょ「語るつどい」となり、いろんな質問に答えながらの会になりました。金権腐敗、物価高、低い食料自給率、大軍拡など、岸田政権への不満とともに「どうすれば変えられるか」という模索の問いも多くありました。

 以前に入党された80代の女性が、友人とともに参加してくださいました。「この年になって何ができるかと思ったけど、学ぶとスッキリして前より元気になりました。本当に共産党に入ってよかった、もっと早く声をかけてくれれば」との嬉しい一言も。どんな年齢であっても学んで人は成長できるものと、背筋が伸びるようなお話でした。私もがんばります。

 【今日の句】裏金は 貯めこまないで 全容を

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畠山和也
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