政治家の保身より、鉄路の保線を

 今日の政治倫理審査会でも、自民党は裏金について「何に使ったのか」「何が目的なのか」は明らかに語りませんでした。真相究明へ、予算委員会での参考人招致や証人喚問が必要です。来年度予算案の衆議院採決とともに幕引きをはかるようなことは、絶対に許されません。

 今日はJR札幌駅前で「北の鉄路存続を求める会」の「いちの日」宣伝。もともと「いちの日」というのは、国鉄の分割・民営化を機にしたJR採用差別事件の解決と、争議団を支える節目の集会として開いてきたものでした。

 保育園で迎えた後の娘とともに参加したのは、もう15年ほど前だったでしょうか。大雪の日で、じっと私と話を聞いていた娘が帰り際に「パパの友達は、たくさんいるんだね」と言った一言を覚えています。団結の力が、子どもにも伝わったのだと思いました。

 今日も、だんだん強まる雪のなかでの宣伝に。鉄路を守ることはくらしや地域を守ること、そこで働く労働者を守ることは輸送の安全と乗客の命を守ることだと、学んできたことを思い出したのでした。

 2011年に起きた石勝線の脱線とトンネル火災事故を契機に、JR北海道の安全軽視の姿勢が浮き彫りになりました。保線職員などを減らし、データの改ざんまで日常化していたことが明らかになり、労働者を守ることと安全を守ることは一体のものと痛感しました。

 根本には分割・民営化があり、国が公共交通を維持するための財政的責任を果たしてこなかったことがあります。根室本線(富良野-新得間)の廃止が3月末に迫り、地元の「会」事務局長で国鉄職員だった佐野周二さんが寄せてくれたメッセージを聞きながら、あきらめている場合ではないとも思いました。

 欧州を中心に進む「鉄道復権」は、今の日本に引き寄せて考えれば、住民にとっても労働者にとっても必要なこと。北海道から、その声をあげていく議席の回復へと力を尽くしていきたいです。

 【今日の句】結局は 責任転嫁の 弁明か

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畠山和也
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