対岸に泊原発が見える岩内町で大田つとむ・大石みゆき候補の応援へ、その後は市議5議席めざす小樽市へ。どこも一票一票を争う激戦です。
岩内町では日本共産党2議席で地域公共交通ノッタラインが実現したほか、就学援助金の入学準備金を3月支給にしたり、福祉灯油を補正予算でなく本予算化させるなど、くらし応援の町政にしようと大奮闘。4人はみ出しですから、ひっきりなく他候補の車とも行き交うなど激戦になっています。
大石みゆき候補は、くらしの声を届ける役割を担ってきました。大人も子どもも集えるポッポ食堂の会もつくるなど、困ったことがあれば行動してきたのが大石さん。一緒に訴えた団地では同級生の女性がベランダに出てこられて「みゆきちゃん、がんばるんだよ!」と激励も受けてましたよ。
大石つとむ候補は道原発連の役員もされていて、北電への要請も一緒に何度おこなってきたことでしょう。しっかりした調査と論理力は原発だけでなく、先に書いた要求実現の力ともなってきました。演説中には差し入れまで寄せられて、多くの町民から信頼を集めているのが大石さんなのです。
ところで今年1月に党岩内町委員会が取り組んだ町民アンケート(回答162人)では、泊原発について「ただちに再稼働」10.5%、「安全対策をとってから再稼働」25.3%に対し、「停止のまま様子をみる」20.4%、「廃炉にする」35.8%と、「動かさない」派が6割近い多数となっています。運転期間40年まで残り10年の1号機と残り12年の2号機を抱えてるのと、規制委員会の審査に時間がかかっていることなどから、少なくない方が「ポスト原発」を考えているのではないでしょうか。
そうであれば、ますます日本共産党の2議席は欠かすことができません。消費税増税ストップや高すぎる国民健康保険料の引き下げなどと合わせて、安心してくらせる岩内町にするため支持を広げてほしいと私も強調しました。
小樽市は現有5議席確保へ、現職の川畑正美・おぬき元・酒井たかひろ・高野さくら各候補と新人の丸山晴美候補が4人はみ出しの大激戦をたたかっています。今日は川畑候補と酒井候補の個人演説会へ、菊地よう子道議と駆けつけました。
4人の候補が30~40代というなか、重鎮的な役割を担うのが川畑候補です。会場へ行く途中、できたばかりのトンネルで交通事故が相次いだことについて、川畑さんから菊地道議に相談があった話を聞きました。要請もした結果、警察と市と町内会で話し合いがおこなわれ対策を講じているのですが、今日の川畑さんの演説を聞いてこだわっていた理由がわかりました。
トンネルが多い蘭島地域は、川畑さんの子どものころは掘っただけのトンネルや周辺整備がされてないトンネルもあったそうです。いつ崩れるかと心配していたことや、海岸沿いの道路なので海に落ちてしまった事故も実際にあったとのこと。命の大切さを子どものころから感じていたから、今も曖昧にしていないんです。合点がいきました。
心のやさしさなら、酒井候補も本当にやさしい。ファミレスに勤めていた頃、朝8時から午前3時まで働くのが当たり前とされていて、同僚の副店長が倒れた場面に遭遇した酒井さん。しかし誰も手を差し伸べなかった職場にショックを受けて、このような働き方を広げてはならないと政治を変える道を進んできたとの話は、聞いていた方の心に響きました。
現職議員としても石狩湾新港の問題点を次々と指摘するとともに、これだけ税金をムダ使いするなら小樽市では少ない児童館やコミセンをつくろうと呼びかけた酒井さん。3歳になる子をもつ父親としても頼れる酒井さんの訴えに、大きな拍手が寄せられました。
今日は応援できる場面がありませんでしたが、おぬき候補・高野候補・丸山候補いずれも市民の頼れる味方となれる方ばかり。私からは菊地道議を再選させた底力をいま一度発揮して、5人全員を勝たせてほしいと訴えました。
再選した菊地道議には多くの方から「良かったね」と声がかけられ、菊地さんもニッコリ笑顔。市議選が始まってからは、ずっと応援にもまわっています。この勢いで、いい結果を出してほしい。
萩生田公一・自民党幹事長代行から、6月の日銀短観の結果次第では消費税増税を延期するかもとの発言が飛び出しました。これまでも2回延期してきたのは景気悪化を不安視してきたからで、それなら今回だって増税できる環境にはないはずです。中止に追い込むような選挙の結果を出さねば!
【今日の句】原発に 頼らぬ町へ 芽が出てる