今日は秋田県へ。大仙市では党仙北地区「新春のつどい」で交流を深め、秋田市雄和「語る会」ではコメ政策や自然環境、高齢者福祉などたっぷり語り合いました。秋田のみなさんのあたたかさも、本当にありがたい。
仙北地区では、参院選の後に大仙市と美郷町の地方選も控えています。知事選挙もおこなわれますので、まさに選挙イヤー。代表して佐藤文子・大仙市議があいさつされ、泉美和子町議は司会を務めました。
私からは自公紹介と参院選に向かう決意表明。会場を移しての交流では、いぶりがっこはじめ手作り漬物、おにぎりなど持ち寄って、食事をしながらの大交流会。手品披露や抽選会で盛り上がり、私まで出汁セットをいただきました。笑いながら「いい話だったから、拍手をして手が真っ赤になったよ」などの激励に、お弁当や手作りタケノコ煮など、両手がいっぱいに。ありがとうございました。
秋田市雄和「語る会」は私の話とともに、さとう純子市議の市政報告も。学校給食費無償化などの陳情に他会派が背を向けている状況や、国会・地方議会ともに日本共産党が一貫した態度であることも、よくわかりました。
意見交換で真っ先に手を上げたのは、コメ農家の方。秋田県では2025年産米から、あきたこまち全量を「あきたこまちR」に切り替える方針にしていることについてでした。
「あきたこまちR」は、米に含有するカドミウムの基準が海外では厳しいため、国が育成したカドミウム低吸収性品種を交配・育成して、つくられた品種です。その段階で、放射性照射による突然変異を起こしていることから、不安の声が県にも寄せられているのです。
県などの説明では、品種登録までに何年も経過しているので放射線が残らず、自然放射線と同種類の効果としています。だとしても、全量切り替えまでする必要があるのかは、コメ農家にとっても疑問が残るでしょう。
農産物輸出の拡大や農業の競争力強化という、国の農業政策が土台にあります。「耕作放棄地も多くある。知事選挙があるが、農業政策は出されていない」との意見も出されました。
意見交換を通じて伝わる、コメ農家の厳しさ。あわせて農薬による河川汚染やPFAS検出なども話題にのぼりました。秋田県の大事な基幹産業を守ることは、豊かな自然を守ることと一体です。
いろんな宿題を抱えて、再び宮城県へ。会場をバタバタとまわったため、写真はJR秋田駅のもので。巨大なナマハゲと秋田犬に会えました。
【今日の句】清流が コメと命を 守ってる