北海道は、やっぱり農林漁業を元気にしてこそ

 昨日とは変わってスッキリ晴天! 昆布干しも横目にしながら、今日は様似町・浦河町をまわりました。

 様似町は4月の町議選で、日本共産党・鈴木たかし候補が初当選。前回より倍加近い得票で、3回目にして念願の議席を獲得したのです。議員バッジがなくても粘り強く住民の声を聞いて町政へ反映させてきた鈴木さんに多くの共感や信頼が寄せられたことは、いっしょに町内をまわるなかでも実感しました。

 あいさつに回ったどこでも「鈴木さん良かったね」と声をかけられます。思わず私も笑顔。今度は7月の参院選で日本共産党を伸ばしてください、と鈴木町議と私とで訴えながら歩きました。党事務所でひらいた「つどい」では私に初めて会うという方もいて、町議選挙も通じて輪が広がってきたんですね。

 その「つどい」では、「とにかく年金を減らさないでほしい」「消費税が8%になってから、美術作品がまったく売れなくなった」「地元に若い人が残れるよう働く場を」など、多くの要望や意見が出されました。「政府は地方のことなんて、まったく見ていない」と辛らつな意見も。でも、私もそう思います。安倍首相が向いているのは財界や米国の方だからです。

 浦河町でも「つどい」の場で同じような話が出ました。「夫がデイサービスを受けるようになって出費も増えたし、これで消費税が上がったらどうやって生活したらいいのか」「北海道は農林漁業で成り立っている町が多い。地域を元気にするためにも、ぜひチラシやポスターで打ち出してほしい」などの声が出されました。もっともです。

 冒頭に書きましたが、今日は昆布を干す作業をしていた方ともお会いしたのです。本格的な昆布漁はこれからですが、拾い昆布は今の時期もおこなっています。北海道は第一次産業にかかわる働く場が多く、この大元が崩れれば若い人が定着できなくなります。人口減少対策というのなら、農林漁業と中小企業の支援がどうしても必要です。

 話が飛び飛びで申し訳ありませんが、様似町も昔は製材所が3つあったそうです。それが丸太の関税がゼロになったことを契機に関連する雇用が減っていき、今は町内に1つしか製材所はありません。国会で国有林にかんする法改定が出されていますが、大手ばかりがもうかるようでは地域の活性化にはつながりません。植林から伐採まで、川上から川下まで、きめ細かい支援が必要なのです。

 浦河町では荻野節子町議と、町役場で副町長・松田有宏さん、商工会議所では専務・德田正人さんにごあいさつにまわり、地元紙・日高報知にも訪問。勤医協浦河診療所では時間をとって地域医療の状況について話をうかがいました。国民健康保険税の高さや生活の貧困が受診抑制につながっている実情を教えていただきました。

 昨日もそうでしたが、社会保障に対する安倍政権の冷たい姿勢によって国民生活の安心が奪われていることが、本当に腹立たしくなります。浦河赤十字病院近くでの宣伝でこのことを話していたら、白衣を着た方が手を振ってくれていたのは「国が医療や介護を支えてほしい」という願いを共有できたのだと思いたい。それだけ地域医療や介護にかかわっては、切実な実態が広がっているのです。

 足を運ぶことで、リアルな実態がわかります。国政に反映させなければとの思いが強まります。明日は新ひだか町・新冠町をまわります!

 【今日の句】スッキリと 政治も変えて いきましょう
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畠山和也
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