比例削減は多様な民意を削るもの

 札幌で「さようなら原発北海道集会」に参加し、室蘭市での語るつどいへ。どこでも今後の政局が話題になります。多様な民意を削る比例定数削減が急浮上し、自民・維新と正面対決です。私も話に力が入ります。

 大政党が有利という小選挙区の非民主性があり、一方で民意を正確に反映するため比例が導入された経緯がありました。中小政党が議席を得て、国会に多様な意見が反映されるのです。

 「小選挙区で落ちたのに比例復活はおかしい」というのなら、復活の仕組みを見直せばいいだけです。政治改革というのなら、金の力で政治をゆがめる企業・団体献金の禁止こそ実行するべきではないのか。

 禁止は自民が合意しないからと、その代わりに比例削減というのはまったく違う。自民党政治を代えたいという総選挙・参院選の民意に背き、延命に協力するという維新の最悪の補完勢力ぶりは許されません。

 なぜ、比例削減なのか。中小政党の議席が減れば大政党だけで決めやすくなります。自民・維新の政策協議メモを見れば、憲法9条改定など悪政リストがズラリ。比例削減は反対意見を抑え込むことにつながるのです。

 これに国民民主や参政党も加わって、社会保障の改悪やスパイ防止法などが実行されかねません。物価高対策を急ぐというけど、消費税減税はしないでしょう。何らかの消費税減税を掲げる党が、せっかく多数になったのにです。

 公明党は自民党のブレーキ役になってなかったと思いますが、今は悪政のアクセルが踏み込まれる恐れがあります。長引かせないよう、臨時国会冒頭で削減強行が狙われるかもしれません。急いで世論を広げたい。

 原発集会には250人が集まり、室蘭市では入党も前向きに考えてくださる方もいて、私も元気をいただきました。明日もがんばりたい。

 【今日の句】報道の 民主主義も 問われてる
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畠山和也
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