知事は道民の声をふまえたとを胸を張れるか

 鈴木知事の再稼働容認表明に抗議! 道庁前での行動に私も参加し、真下紀子・丸山はるみ両道議とスピーチ。安全性は専門家からも指摘され、道民の声や不安に応えず、将来世代へのツケになる核のゴミを増やす再稼働など、到底認められません。

 再稼働に反対する意思を示そうと、道庁前には220人。小樽市や苫小牧市、また十勝地方からはバスを準備しての参加も。過酷事故があれば全道に被害が及ぶだけに、黙ってなどいられません。

 同じく県知事が柏崎刈羽原発の再稼働を容認した新潟県は、ともかくも12000人規模の県民意識調査をおこないました。北海道は住民説明会をおこない終えたばかりで、その議事録も今日になって公開されたばかり。鈴木知事は、道民の声をふまえたと胸を張って言えるのでしょうか。

 電気料金の引き下げを願っている道民や企業は多いでしょう。しかし、これから防潮堤や新港の建設費がのしかかり、減価償却があるといえ、期待されるほどの引き下げとなるかは慎重な検討が必要です。この点でも知事からの説明が尽くされたとは言えません。

 規制委員会が「合格」としたといえ、本当に泊原発は安全なのでしょうか。専門家からは、敷地内の活断層が何度も指摘されてきました。地震の際に、重要建屋が立っている埋立地の液状化も心配されます。知事は先日の現地調査で、本当に安全性を確認できたのでしょうか。

 拙速な判断で、将来に禍根を残すことにならないか。核のゴミとあわせ、負担を背負うのは将来の世代です。知事は再稼働の理由に投資促進や雇用拡大もあげましたが、将来負担と引き換えにした投資促進を正当化していいのでしょうか。

 知事は容認したとしても、27年とされる再稼働まで時間はあります。世論を広げ、道政転換とあわせて再稼働ストップへ。何より国の原発推進を切り替えるために、私も力を尽くします。

 今日は札幌市中央区で、地域のあいさつまわりと「語るつどい」。高市政権の高支持率や排外主義への心配、高齢者も若い世代も年金に不安が強いこと、もっと目につく宣伝をなど、率直な意見が相次ぎました。やっぱり対話が必要と、納得の話し合いになりました。

 道労働者学習協会のみなさんとも懇談。くらしの問題と資本論を結びつけること、労働組合や各団体での学びあいなど、濃厚な話し合いとなりました。学んでこそ粘り強さと奥深い力が出るものだと実感です。ご提供いただいた本も、しっかり学ばないと。

 【今日の句】核ゴミは 受け入れがたいと 言いながら
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畠山和也
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