第91回メーデー万歳
日本では1920年に第1回集会が開かれたメーデー。例年なら集会にデモパレード、懇親会まわりなど汗だくになる1日ですが、今年は道労連もネット配信によるメーデーとなりました。残念ではあるものの、配信を通して伝わった「魂」は例年と変わりなし!
戦時中に集会禁止へ追い込まれたものの、それ以外は働く仲間の連帯と団結を確認しあい、固め合い、新たなたたかいへの契機となってきたメーデー。この何年かは「市民と野党の共闘」が進むもとで、新たなうねりのなかで集会なども開かれてきました。重ね重ね残念です。
コロナ禍のもとで、労働組合は待たれています。先日の道労働局の発表では、道内で解雇403人・休業6462人となっています。水面下では、さらに多く、深い悩みのもとで苦しまれているのではないでしょうか。
雇用維持につながる雇用調整助成金は、北海道労働局(含むハローワーク)のもとへの相談が1万1816件にも及んでいます(4/24現在)。しかし実際に申請したのは231件にとどまっていて、これではせっかくの制度が活用されず、多くの方が路頭に迷ってしまいます。やりとりは昨日のブログに書いてますので、お読みいただければ幸いです。
これまでの規制緩和路線により、多くの非正規労働者が生まれました。社会保障の抑制路線が続き、医療や介護の現場は少ない人数で緊張感をもって働いています。コロナ禍が浮き彫りにしたのは、社会的に矛盾が蓄積していた分野や個人に大きなしわ寄せが来ているということです。
政治の責任で追加の補償をおこないながら、労働者・国民が主人公となる日本へ。集まることはできなくても、しっかり連帯と団結を確認したい。第91回メーデー万歳!
【今日の句】仲間との 団結こそが 変える道