苦しさは減っていない
高熱が続いてるが病院に行けない--相談を受けて対応しているうちに、保健所も動いて受診できる病院が見つかったそうでホッ。苫小牧市や函館市では、医師が必要と判断した場合にPCR検査を受けられる体制もできてきていて、このように各地で早く開設できるように国の支援が急がれていると、あらためて痛感しました。
発熱されたのは若い方で基礎体力もあったとは思いますが、それでも高熱が続けば心配です。基礎疾患のある方はなおさらです。みずからの命と健康を守るとともに職場での感染拡大を防ぐため、医療機関で働く方々もPCR検査を受けられるようにする必要があります。新型コロナウイルスへの対応の一方で、救急患者が必要な医療を受けられないとなれば、それこそ医療崩壊となってしまいます。
いま政府は第二次補正予算を検討していますが(どの分野も緊急かつ必要ですが)、とにかく医療関連予算は思いきった対応をしてほしい。受診控えによって減収となっている一般病院も支えなければなりません。いろんな相談を受けるにつれ、もどかしい思いが募るばかりです。
介護や障害者福祉の現場も、強い緊張感のもとで利用者さんを支えています。商売をされている方で、雇用を守りたいと銀行などを駆け回っている方もいます。アルバイト減収で退学まで考えている学生も少なからずいるし、帰国もできず行き詰まっている留学生もいます。感染者数が減っていると発表されても、困窮の度合いは減ってなんかいません。
北海道にいる者としては、着実に国や道へ反映させていかなければなりません。しっかり役割を果たしたい。
【今日の句】ガマンだけ強いて 命を守れるか