社員は奴隷か

 今日の「しんぶん赤旗」は衝撃です。「巨大電通の漆黒」と題した連載で、電通の元社員の生々しい告発。パワハラどころか無法地帯化している実態に、驚くばかりでした。

 詳しくは、ぜひ新聞でお読みいただきたいです。いくつかだけ紹介すると--

 --先輩からの暴力は日常茶飯事。反抗的な態度に思いきり殴られて全治三週間、慰謝料などなし。

 --先輩へのお酌が数秒遅れだと、あばらに膝蹴りを受け、骨にヒビが入った同期も。

 --電通の社員が痴漢しても報道されないことに、「それが俺たちの特権なんだよ」。

 その元社員いわく「新入社員は奴隷」。こういう発信をしていれば、高橋まつりさんのような悲劇を生まなかったのではという、悔しい思いが胸に迫ってきます。苦しんでいる働く仲間が、電通以外にもまだまだいるのではと思うと、背筋が寒くなるのと腹立たしさとが湧きたってきます。

 企業が上に立ち、労働者は搾り取られ、使いつぶされて当たり前。そこで生き残った者だけが富を得ることができる。力がなければ「そこそこの仕事」をしていればいい--このような歪んだ考えは、企業風土という面もあるでしょうが、根本的には新自由主義の考え方が蔓延した結果です。政治がそれを正すべきなのに、菅・自民党総裁は「自助」を前面に打ち出す始末。誰の立場に立って政治をすすめるのか、ここが大きな分かれ道です。

 今日はデスクワークなどの1日。明日は室蘭市・登別市へ足を運びます。

 【今日の句】告発の 勇気に政治が こたえねば

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畠山和也
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